仕事

次々に消えたデスクの私物。同期に“ぬれぎぬ”を着せた新入社員の「残念ないやがらせ」

 周囲から高く評価されたいという気持ちは、誰しも少なからずあるもの。ましてや同じスタートラインに立った新入社員同士ではなおさらかもしれません。今回はそんな新入社員にまつわる残念なエピソードです。
新入社員

※画像はイメージです

 市川さん(仮名・36歳)はアプリ開発会社のプロジェクトマネージャー。会社は設立4年ほどですが、業績は好調で今年も有能な新人が入社したそうです。

入社早々に起きたハプニング

 例年のように新人の面倒を見ることになった市川さん。ところが、ある1週間で奇妙な出来事が起こったそうです。 「最初の異変は、前日デスクの上に置いておいたプレゼン資料一式がなくなっていたことでした。パソコンにデータが残っていたので大ごとには至らなかったのですが、その数日後、引き出しの中の文具が何点かなくなっていたんです。なんとなく気味が悪くなったのを覚えています」  被害は市川さんだけではなく、他の従業員にも及んでいたようで、各自大切なものは鍵付きの引き出しに入れるなど、自衛手段を講じ始めたといいます。

新入社員が犯人を発見

 そんな中、社内の不安を取り除くため監視カメラの設置を検討していた矢先、事態は急展開を見せたといいます。 「新入社員のBくんが、同期のAくんが使っている袖机から大量の紛失物を発見したと言うのです。私はすぐに引き出しの中身を確認しました。確かにぐしゃぐしゃになった資料や、たくさんの文具などがありました」  一方Aくんは、社内がざわついているのをよそに、普段通りに黙々と仕事に没頭していたといいます。
次のページ
冷静なアリバイ報告に納得
1
2
3
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
記事一覧へ
おすすめ記事