更新日:2024年03月22日 16:31
ライフ

「安くなります?」ラーメン店でセコすぎる要求。男性客を怒鳴り返した店主の後悔

 SNSなどを武器にして、さまざまな情報を発信するインフルエンサー。視聴者への影響力も絶大で、プロモーションと称した商材紹介など、企業案件で大きな収益を上げるケースも少なくありません。今回は、そんなインフルエンサーが起こした残念なエピソードです
ラーメン

※画像はイメージです

 都内で焼肉店を経営する大山さん(仮名・47歳)。郊外にひっそりとたたずみながらも、地元の客に根強い人気がある穴場的な有名店です。

来店した自称インフルエンサーの男性

 連休明けのせいか、客もまばらな開店直後に大きなカバンを持った男性が大山さんのお店に入ってきたといいます。 「まるでサンドバッグのようなものを背負い、カメラの三脚を片手に持って入ってきたんです。年齢は30歳前後ですかね、ひげ面でラフな格好だったのでサラリーマンではなさそうでした。その男性は注文前に『店内撮影とか大丈夫ですか?』と聞いてきたので、特に何も考えずに承諾しました」  撮影許可を得た男性客は、いきなり小さなカメラをバッグから出し、店内を一回りして撮影し始めたそうです。 「撮影を始める前にその男性は名刺を手渡してきたんです。それには“インフルエンサー坂上(仮名)”と書かれていました。そういえば最近床屋の週刊誌で見たことのあるカタカナだなと思いました。なんか、配信とかなんとかするやつですよね。そういうのに関心がないので、好きなようにさせました」

男性客の言葉に耳を疑った店主

 それからしばらくは、自撮りでラーメンを食べる様子を撮影していた男性。するとしばらくしてから店主に向かって話しかけたといいます。 「大人しく食べていると思っていたのですが、突然私に向かって『お代は少し安くなります?』と言ってきたんですよ。最初は意味が全く分からず、思わず『は?』と聞きかえしました」  その男性は、自分のSNSでお店の情報を拡散する代わりに、ラーメン代を安くしてほしいと提案してきたそうです。 「コイツ何言ってんだって感じで、思わず『いい加減にしろよ。いきなり入ってきて店内うろついてさー』と言ってやったんです。そしたら、逆ギレしやがって『せっかく親身になってお店を紹介しようと思ったのに、本当はこっちが宣伝費用欲しいくらいですよ』とかなんとか言うもんだから、とっとと帰れ!と、気がついたら怒鳴ってました」
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インフルエンサーは陰湿な性格。まさかの逆襲
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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