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東大生もうならせた「読むだけで勉強になるマンガ」BEST3

○『ドラゴン桜』

三田紀房・作(モーニングコミックス)
『ドラゴン桜』(モーニングコミックス)

『ドラゴン桜』(モーニングコミックス)

 やはり、僕にとっては、受験と言えば、『ドラゴン桜』がまず出てきます。落ちぶれた三流高校に通う落ちこぼれたちが、人生の一発逆転をかけて東大を受験する漫画です。  僕は、この『ドラゴン桜』をスポ根漫画だと考えています。受験で一番必要なのは、勉強するための膨大な気合です。大半の人は勉強が嫌いな中で、それでも大学に合格するために、歯を食いしばって受験に臨むわけです。劇中でも、元々落ちこぼれだった水野と矢島の二人は、何度も東大受験を諦めそうになっています。  ですが、そこを踏みとどまって、受験に向き直る。そうして成長していくストーリーは、さながら挫折を繰り返しながら進歩していく王道スポーツ漫画に引けを取らない熱量があります。

実践的な受験指南書

 さらに、実用面でも役に立ちます。本作には、様々な受験テクニックが掲載されていますが、これらは、連載終了から10年以上が経った今でも、受験生必携の技術として伝わっているものが多いのです。 「メモリーツリーの使い方」「二重目標の立て方と設定の意味」「リスニングの攻略法」など、受験生であれば喉から手が出るほど欲しいテクニックが多数収録されています。この漫画は、実践的な受験指南書でもあるのです。  本格的な受験を志す前には、一度読んでみることをお勧めします。  本日紹介した3冊は、どれも勉強になる要素がたくさん詰まっています。理系、文系、そして受験生向けに1冊ずつチョイスしましたが、どれもストーリー漫画として傑作ばかりです。まずはお手に取ってみて、楽しいと思ったらぜひ全巻読まれることをお勧めします。 <文/布施川天馬>    
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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