今でもチーマーが多い印象が…「都会でも田舎でもない」池袋が他の街と比べて“特殊”な理由
―[ありのままの池袋]―
新宿・渋谷と並ぶ副都心の一つ、「池袋」。近年では再開発も進み、「住みたい街ランキング」の上位に位置するなど大きな変貌を遂げている。しかし一口に池袋について書かれたものは意外と少ないはずだ。この連載では、そんな池袋を多角的な視点から紐解いていきたい。
都市のことを考えるとき、その都市が舞台となっている作品を見ると、興味深いことがわかる。例えば、2000年代を代表するドラマとして知られる『木更津キャッツアイ』は、なぜ「木更津」という土地を舞台にする必要があったのか。そのドラマに描かれている内容から、逆に「木更津」という都市の特徴が見えてきたりする。
今回は、「ありのまま」の池袋の姿を見るために、池袋が舞台となった作品を考えてみよう。
池袋といえば『池袋ウエストゲートパーク』では?
なぜ池袋を舞台にしたのか
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ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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