仕事

コンビニの店内レイアウトに学ぶ“頼み事”のコツ。「面倒くさいから嫌だ」で断られない、たった1つの意識

日常生活で応用する方法「相手がどうすれば喜ぶのか(メリット)を提示する」

先輩と後輩 コンビニの店内レイアウトを例に挙げて解説しましたが、「相手にとって、これだけいいこと(メリット)がある」という伝え方を意識すると、人に頼み事をした際に、行動してもらえる確率はぐっと上がることでしょう。  具体的には、この仕事をこなしてくれたら「昇進に近づく(人事査定で評価につながる)」、今度の集まりに参加してくれたら「(その人が求めている)人脈につながる」などなど。  日常生活で人にお願いごとをする場合は、コンビニの戦略より、もっと高い精度で行うことができます。  コンビニでは、あくまで「世間一般で人気」という理由で飲み物をフックにすることしかできていませんが、日常生活で人に頼みごとをする場合は特定の相手に頼みごとをするわけですから相手に応じてより効果的に「頼み事をしたい相手が、どうすれば喜ぶのか(メリットがあるのか)」考えてあげればいいのです。  給料アップに興味がある人もいれば、肩書きがほしい人もいます。新作のネックレスがほしい人もいれば、新しく出たカードゲームのレアカードがほしい人もいます。当然、人によってほしいものはバラバラですね。

家族や親友とはメリットを超えて…

 ただ、ここまで解説した内容は、どうしても「計算や打算がある」という印象が強いものとなってしまいます。ですから、あくまで仕事上の関係者にとどめておいたほうがいいかもしれません。  家族や恋人、親友など、深い関係の場合はメリットやデメリットを超えて無条件に助けてもらえたり、逆にあなたも助けたりすることでしょう。それは「あなただから」「親友だから」といった理由です。仕事以外のプライベートの関係においては、このような深い関係を構築していけるとより良いでしょう。 <文/鶴山英樹>
東京大学経済学部卒業。大学2年時よりWebマーケティング分野でビジネスを開始し、そのまま売上を伸ばして法人化。現在は、主に集客や顧客単価向上などの施策全般を受託する。何より「自由であること」を大切にしており、社員は自分1人のみで、その他の業務は外注。趣味・特技は格闘技、コスプレ、折り紙、ルービックキューブ、ゲームなど。X(旧Twitter):@mr04todai2020、Instagram:@mr04todai2020
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ