「使える時間が倍増した」「家族と過ごせる時間が増えた」…副業で人生を好転させた人がやったこと
度重なる物価高騰の影響を受けて、世間では買い控えが広がっている。なかなか増えない貯蓄に、将来に不安を抱くサラリーマンも多いだろう。そんなときに始めたいのが副業だが、実は今、中古カメラのネット輸出が稼げる副業として密かに注目を集めている。
もともと副業で始めたものの、「中古カメラのネット輸出の収入が本業の収入と同じくらいになった」とうれしそうに語るのは、東京都と実家の長野県で二重生活を送る会社員のけんたろさん(仮名・50代)だ。中古カメラのネット輸出は2年前から始めた。
「4年前に長野県に暮らす父親が90歳を迎えて、実家に帰る手段を模索していました。ただ、妻の実家が東京にあることから、すぐに会社を辞めて東京を離れることもできませんし、収入が大幅に減るのは不安がある。どこでもできる仕事と生活可能な収入を探していたところ、中古カメラのネット輸出に出会いました。
メルカリで不用品整理をしているとき、給料の安い時期に購入して長年愛用していたフィルムカメラを売ろうとしたのですが、思い入れのあるカメラだったこともあり、『二束三文で売りたくない』という思いが強くて……。どうしようか迷っていたところ、中古カメラは海外で需要が高く、ネット輸出すれば稼げることを知りました」
そこでけんたろさんは一念発起。セミナーに参加して中古カメラのネット輸出のいろはを学び、副業としてチャレンジした。
「中古カメラのネット輸出が軌道に乗り始めたのは半年ほど経ってから。いまでは50万円ほどの月収を得られるになりました。日本で使われなくなった中古のカメラが、海外では価値が認められていて需要がある。そんなところにも魅力を感じています」
中古カメラのネット輸出に手応えを感じたけんたろさんは、年収780万円程度だった会社を辞めて、週4日勤務の契約で年収370万円の会社に転職。会社員の給料は半減したものの、自分で使える時間は倍増し、その時間を中古カメラのネット輸出や父親の介護にあてている。
「これまでに株式投資や外国株投資、不動産投資など、さまざまな副業にチャレンジしてきましたが、中古カメラのネット輸出は、人気のある商品を安く仕入れて売ることで安定した収入が見込めるのはもちろん、時間と場所の自由度の高さも魅力です。
現在は安定した給料で家賃などの固定費を賄いながら、隙間時間で毎日の物販を稼働できています。朝寝ぼけながら毎日のルーチンを10~20分程度。通勤時間や休憩時間などにルーチン作業を行い、勤務時間後に見直しや必要なメンテで副業は1日1時間30分程度の作業で済んでいます」
愛用のフィルムカメラを二束三文で売りたくない
会社員の給料は半減したものの使える時間は倍増
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