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「使える時間が倍増した」「家族と過ごせる時間が増えた」…副業で人生を好転させた人がやったこと

中古カメラのネット輸出が本業に

SPMJAPAN

おみさん(40代・男性)。中古カメラのネット輸出を本業にしたことで、家族と過ごす時間が増えたという

 中古カメラのネット輸出に大きな可能性を感じて、本業にしてしまった人もいる。大手企業を早期退職した関東在住のおみさん(仮名・40代)もその一人。 「長年、某上場企業に勤めていましたが、とにかく上司のパワハラがひどかった。パワハラ上司は自分に甘く、上司に媚びへつらい、部下に冷酷で非常に厳しい人物。部下に罰を与えることに喜びを感じているこの人と仕事をするのが毎日苦痛でしたね。たとえ給与が減ったとしても、この地獄から抜け出したいと思っていました」  この会社に20年以上も苦しめられたおみさんは、早期退職することを決意。当時の年収は650万円程度だったが、辞めたい一心で不安や未練はなかったという。 「実は、再就職先を決めないまま会社を辞めちゃいまして(笑)。中古カメラの輸出は、再就職先を探している中、何気なく観ていたYouTubeで知りました。そこで日本のフィルムカメラに強い可能性を感じて、自分でも挑戦してみようと思ったんです。 実は、サラリーマン時代にAmazonの中国輸入をやっていた経験があったので、不安はなかったですね。セミナーに参加し、説明を聞いて再現性の高さなどもわかりました」

新生活はストレス大幅減で子供との関係も良好に

 中古カメラの輸出を本業にして、2年が経つというおみさん。 「20万円を稼げるようになるまで3か月くらいかかりましたが、売れ筋の商品がわかって仕入れることができるようになると、月に60万円ほど稼げたことも。現在の収入は会社員時代と同じぐらいですが、ゆくゆくは倍以上稼げるようになりたいですね」  そう目標を語るおみさんが非常に充実した日々を送れているのは、すべて自身のペースでできる働き方のおかげだという。 「誰の指図も受けずに働けて、自分で時間をコントロールできるようになった現状に満足しています。会社や上司からのさまざまな圧力や無理難題がなくなったことで、ストレスが100分の1くらいになったと自覚しています。 会社員時代は多忙で、上の2人の子供にはさみしい思いをさせてしまいましたが、一番下の子供とは時間をかけて接することができるようになったのもよかったと思います」 <取材・文/黒田知道>
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