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「先生、指キレイですね…」30代の男性ピアノ講師、生徒の母親に言い寄られ…恐れていた“最悪の展開”に

PTA会長が習いにくる?

 そんななか、ある女子児童の母親が自分も習いたいと言い出したそうです。 「その女子児童はとても練習熱心で、才能もある子だったんです。暗譜もすぐにできるし……。ある日のレッスン終了後、帰り際に『先生? 今度のレッスンにママも来たいって言ってるんですけど、いいですか?』と言われたんです」  蓮斗さんは、単なる“参観日”程度にしかとらえていなかったらしく、快く「はい、もちろん」と伝えたそうです。 「うわさによると、女子児童のお母さんはPTAで会長を務めているらしく、ママ友の間でも一目置かれている存在とのことでした。心の中で『もしかしたら生徒さんを紹介してくれるのかな?』という、淡い期待を感じたのを覚えています」

まるでキャバ嬢のようなお母さん

頬杖をついた女性 次の週のレッスン日には予定通り、母親と一緒にやってきたといいます。簡単なあいさつの後、今後のレッスンについて打ち合わせを始めたといいます。 「僕はその子のお母さんを見て目を疑いました。胸元がパックリ開いて、ボディラインがくっきり映るワンピースというかドレスというか……。まるで夜のお店にいるお姉さんのような格好だったんです」  それでも、ひととおりの説明のあと簡単なレッスンを開始した蓮斗さん。派手な服装に加え、香水の匂いが部屋に充満していたといいます。 「女子児童は塾があるといって先に帰りました。その後が正直大変でした。職業柄、生徒さんの手を持って運指の指導をするのですが、指使いを指示するたびに『先生の指、細くて繊細で、とってもキレイ』と、レッスンどころか、僕に言い寄ってきたのです」
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とうとう恐れていた展開に…
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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