カロリーゼロ食品が暴飲暴食を招く!?
―[間違いだらけの健康法48連発]―
健康法のなかでも、特にさまざまな種類がブームによって生まれては消え、消えては生まれているダイエット法。そんな、巷で信じられているダイエットの勘違いについて、ダイエットカウンセラーの伊達友美氏に聞いてみた。
【誤】酵素液はダイエットの新常識!?
【正】胃の消化をサポートするが痩せる効果には疑問
飲むだけでダイエットや体質改善ができるというが、「あくまで胃の消化をサポートする程度。腸から体内に吸収されることはありません。間接的に代謝酵素を補助することはあるのかもしれませんが」(伊達氏)とのこと
【誤】カロリーゼロ食品で太らない!
【正】いくら食べても満足しない。暴飲暴食を招くことにも
商品棚の一角を占めるカロリーゼロものだが、「甘いものを食べたいとき脳が欲するのは糖。糖が入っていないと、脳からは『もっと食べろ』と指示が来る。結果、暴飲暴食に繫がることも」(同)と要注意だ
【誤】朝食をカレーに替えると痩せる
【正】スパイスよりも注意すべきは油分の量!
カレーに含まれるターメリックが脂肪を分解するというが、「日本のカレーを考えるときは、そのスパイスの効果よりも質のよくない油と小麦粉が多いので、ダイエットとしてはお勧めできません」(同)
【誤】トクホ商品で脂肪を吸収!
【正】ビジネス目的で作られた商品。過度な期待は禁物
「トクホは、加工食品のみに認定されるビジネス目的のもの。『多量に摂取することで予防の効果が高くなったり、疾病が治るわけではない』とのことなので、過度な期待は禁物」(同)。食べすぎたときの補助程度に!
【誤】お米を取らないダイエット
【正】減り続けているお米よりも粉ものや麺類を減らすべき?
「炭水化物抜きダイエットのやり玉にあがるのはお米ですが、米の消費は戦後減り続けています。一方でメタボが増えているというデータを信じれば、例えば粉ものや麺類を減らすべきではないでしょうか?」(同)
【伊達友美氏】
アオハルクリニックカウンセラー、管理栄養士。これまで約5000人を減量栄養指導。著書に『伊達式コンビニでダイエット』(廣済堂出版)など
イラスト/タカミトモヨシ
― 間違いだらけの健康法【4】 ―
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