「アルミホイルに包んだおにぎり」をデートに持参し険悪な雰囲気に…“年収1400万円”男性が犯した致命的なミス
事実は小説よりも奇なり——。フィクションの人間模様以上に、時に惹きつけられてしまうのが市井の人々のリアルな「困りごと」である。事実、ラジオ番組『テレフォン人生相談』(ニッポン放送)は58年もの歴史を持っているし、昨今YouTubeでは「#スカッと」のタグ付けされた動画が人気を博し、その投稿数は50万本を超えている。
そうしたなか、真に痛切な「悩み」が寄せられるからこそ見応えがあるのが、結婚相談所「マリーミー」代表・植草美幸の公式チャンネルだ。
結婚相談所を14年運営してきた膨大な知見に基づくアドバイスは、切れ味抜群。相談者への愛があるからこその辛口コメントには、身につまされるものも多いはず。『テレフォン人生相談』ファンや、愛に悩める当事者にはうってつけの内容である。
そんな「植草美幸の恋愛・結婚相談」(レインボータウンFMでも放送中)より、男性から届いたインパクト大な相談について聞いた。
1人目の男性は、36歳で都内在住の研究職、年収は700万円。身長・172センチの体重66キロ、顔立ちは「普通」とのこと。なかなかの好条件にもかかわらず、結婚相談所での活動進捗が思わしくないそうだ。一体なにに苦戦しているのか。
「こちらの方のお便りは『理系の男性が婚活をする上での心得を教えてほしい』との内容で締められていたのですが、ここがまず少しずれています。『理系出身で女性慣れしていない』などであれば説明として通ります。しかし、この方はお便りの中でそうではないと否定されている。ならば、理系であることが婚活にどう関係するでしょうか?
人間関係を構築する上で大切なのは、『思いやり』であったり、大人としての会話能力です。ロマンチックな一節を諳んじてみせることでも、営業マン的なトークスキルでもありませんから、文系である必要はないですね。『自分は理系だから』と、理系であることを言い訳に使ってしまうのは、ご自身が修められてきた学問にも失礼。『思いやり』や『会話能力』にも、ひとしく勉強が必要なだけで、文系の人ならみんな持っている特殊能力でもないのです」
この男性、「デート時に相手が持ってきてくれたお菓子を、ダイエットを理由に即座に断ってしまったことがある」そうだ。言わずもがなだが、その女性としばらく険悪になってしまった、とも。
「断るのが絶対NGとは言いません。けれど、相手の思いをないがしろにしないで断るのは難しいわけです。それをバッサリ即答で断ってしまってるんですから、人間性を疑われもします」
思いやりスキル不足への解決法はシンプルだ。「恋愛映画を観て勉強すべし」。
「実は本相談は、漫画家の東村アキコさんをゲストに招いて、一緒に回答してもらったんです。恋愛映画を観るべきという意見は完全一致でしたが、やはり一味違います。『モンスターが出てきたり巨悪と戦う話の方が脚本は書きやすい。普通の人間が出会って別れるだけを描いて2時間持たせるのは、ハイレベルなことなんです。恋愛映画を先入観で安易にバカにすべきじゃない』と語ってくださいました。どうです、俄然観るモチベーションも湧きませんか? なにより、目的は勉強です。作品として好きだろうが嫌いだろうが関係ないのもお忘れなく。劇中で男性がどんな振る舞いをしているのかを注視して、学んでください」
ケース1:36歳・研究職・年収700万円の男性
「人間性を疑われる」ような行動も…
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コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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YouTubeチャンネル『植草美幸の結婚相談所マリーミー』にて、今回の記事で紹介した動画がアップされています。
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