恋愛・結婚

クリスマスに「結婚は白紙にしたい」年収1000万円超でも“こだわり”の強い恋人と揉めた結果…

 クリスマスシーズン到来。とくにキリスト教徒ではなくとも、クリスマスにはチキンを買ってケーキを食べる家庭が多いはずだが、それを頑なに拒む人もなかにはいるようだ。  婚約していた彼氏と初めて迎えたクリスマスのパーティが原因で「破談になってしまった」と話してくれたのは斎藤佳奈美さん(32歳・仮名)。いったい、何があったのか?

なぜか頑なに「クリスマス」を拒否する彼氏

クリスマスにサンタクロースのコスプレをして楽しむ女性

※写真はイメージです。以下同

 佳奈美さんは2月にマッチングアプリで出会った彼と意気投合。1か月後には交際に至る。そして11月にプロポーズされ、交際期間8ヶ月で婚約に至った。年明けの正月には両家への挨拶を済ませて、いざ入籍する予定だったという。 「婚活アプリだったから、登録している人は基本的に“結婚したい”という人。相性が合う相手を見つけるまで時間はかかりましたが、彼とマッチングしてからは話が早かったです。  親にも彼の話をすると、かなり喜んでくれて。母親なんて『結婚式するなら、いくら出しても構わない!』と大興奮でしたね」  順風満帆だったはずだが、12月に入ると歯車が狂いはじめる。ケンカをしたこともなかった2人だが、佳奈美さんがある場所へデートに誘ったとき、彼の態度は豹変した。 「クリスマスマーケットに行きたいと思って誘ったんですが『は?』と言われました。クリスマスの雰囲気を味わいたいってだけだったんですが……」

部屋の飾り付けを見て「これ何のまね?」とキレる…

チキン 彼からは「興味がない」と言われてしまい、佳奈美さんも「そこまで行きたいわけでもなかったから」と諦めた。ただ、「ふだんはフットワークが軽い彼だから変だなぁ〜」とは思ったそう。その直後に事件は起こった。 「ちょうど土日だったクリスマスイブとクリスマスは、私の家にお泊りだったんです。だからクリスマスパーティの準備をしていたんです」  ネットでクリスマス用のバルーンを買って、飾り付け、オードブルにチキンにケーキ、シャンパンを用意した。「驚いてくれるかな」とウキウキしていた佳奈美さん。しかし部屋についたとたん、彼の表情は強張っていた。 「微笑みもせずいきなり『これ何のまね?』と言うんです。いや、見ればわかるでしょ?って感じでしたが、『クリスマスだから』と答えると『信じられない』と大きなため息。意味がわかりませんでした」  なんでも彼は実家が別の宗教を信仰しているそうで、小さな頃からクリスマスをお祝いする習慣がないんだとか。 「彼の家ではクリスマスにケーキやプレゼントはなかったそうです。『君はキリスト教徒か?』とすごい剣幕で怒っていました(苦笑)。私は、高校はキリスト系に行っていましたが、家としては無宗教。でも別に無宗教でもクリスマスぐらいはやりますよね?」  そう伝えても彼は「クリスマスパーティをするなんて……」と言うだけで、とてもじゃないが、これから楽しむ雰囲気ではない。
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「結婚は白紙に戻したい」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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