恋愛・結婚

クリスマスの日、彼氏から受けた酷い仕打ち「私があげたプレゼントが…」

 12月ともなると、街中のショウウィンドウや街路樹もクリスマスムード一色に。今回は、この時季になると元カレから受けた酷い仕打ちを思い出すという女性に話を聞いた。

退屈なOL生活とは別世界

孤独

※写真はイメージです(以下同)

 都内の保険会社に勤務する香織さん(仮名・28歳)は、2年前にビジュアル系のバンドマンとつきあっていた。彼は3歳年上で、バンドではベースを担当していた。 「10代の頃から、音楽が好きでライブを観に行ったりしていました。元々は彼がいたバンドの先輩格にあたるバンドのスタッフをしていたんです。  24歳くらいの時に、メイクアップアーティストに憧れて、仕事帰りにメイクが学べる専門学校に通っていました。その時に知り合った女性が、バンドのヘアメイクをしていました。そこからスタッフとして手伝うようになったんです」

バンドマンとつきあうことに

 香織さんは、就職してから出会いがないことを悩んでいたという。 「実家暮らしなので、生活に余裕があったのは良かったのですが、職場はしばらく新卒採用を行っていなかったのもあり、年配男性ばかり。関連会社の男性とご飯を食べに行ったこともあったのですが、社内でつきあうとなると別れたら働きづらくなると思うと面倒だなって思ったんです。  そんな時に、手伝っていたバンドとよく対バンをしていた『S』というバンドのM君が気になっていました。打ち上げで話すと年齢が近いのもあって話題も盛り上がったんです。ライブの打ち上げの後も、帰りの方向が同じなのもあってつきあうようになりました」  しかし、そこは人気商売ともいえるバンドマン。二人がつきあっていることは誰にも言わないように口止めされていた。 「今思えば、ほかにもつきあっている子がいたかもしれないけれど、当時はたくさんの中から選ばれたと思って嬉しかった。もちろん、バンド関係の友人と話す時も、絶対につきあっていることは言いませんでした。そんなに世間では有名なバンドではなかったのに、電車など人がいる場所では、バンド名も出さないように徹底していましたね」
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交際を隠すほどに燃え上がる気持ち
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration

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