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「#クソ物件オブザイヤー2023」が決定。3位は歌舞伎町のジェンダーレストイレ、2位はビッグモーターの環境整備

 不動産業界関係者にも一般の人にも年の瀬を感じさせる、もはや風物詩となったイベント「クソ物件オブザイヤー」。X(旧ツイッター)上で活動する不動産業者の団体、全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)が主催し、今年で記念すべき10回目を数える。  その年の不動産業界を騒がせた物件、ニュース、プロジェクトなどをもとにXに投稿されたエントリー作品の中からもっとも“クソ”な物件を一般投票で決定する不動産業界の年末恒例の奇祭である(編注※全宅ツイいわく、不動産業界用語の“クソ”に相当する英単語は“fucking good=すごく良い”なのだとか)。  2023年に、不動産業界で生まれたもっとも“クソ”な物件とは?

#クソ物件オブザイヤー2023が決定!

クソ物件オブザイヤー

毎年関係者や受賞者に配布されるクソ物件オブザイヤー・ステッカーの今年のデザインはドラマ続編も決定した『正直不動産』とのコラボ。大河部長は和服も似合う!

 1年の間に起きた不動産業界の印象的な出来事、インパクトのある物件を「#クソ物件オブザイヤー2023」のハッシュタグを付けてXに投稿し、その中から最も今年を象徴する案件を一般から広く投票をつのり、決定する……。  年々影響力を増すクソ物件オブザイヤーだが、2023年は全469件ものエントリーがあり、そこからリポストとファボ(いいね)の合計数、会員による他薦などにより、ファイナリストとして絞り込まれた47物件が一般投票にかけられた。 「この一般投票はインチキなしのガチ投票なので、いくら裏技、寝技、力技の得意な不動産屋さんたちの投票でも投稿作品がおもしろくなければ最終ノミネートにさえ残れない。主催者で一番偉くてお金も持ってる僕でも残れない。つらい」(全宅ツイのグル)
ツームストーン

毎年、最優秀賞の投稿者に授与される「ツームストーン」。2023年に刻まれた言葉は、不動産業界の立志伝中の人物がのちに無罪となる業務上横領罪で起訴され、長期にわたって拘留された際の経験を綴った著書のタイトル。ローン返済期限が間際でも売れない自社物件を見ながら僕たち不動産屋さんも一人きりでそうつぶやく

 2023年11月20日よりエントリー作品の投稿が開始されてから、6日間にわたる投稿者たちの戦いの末、2023年12月12日に迎えた最優秀賞の発表……。  栄誉あるツームストーンを手にするのは誰か……。

不動産業界の悲喜こもごも

グラビアアイドル

イベントに華を添えてくれるのは、“干物グラドル”として知られる吉野七宝実さん(左)、グラビアアイドルの瀬山しろさん(中)と歌舞伎町最強コンカフェ嬢の岩瀬唯奈さん(右)

 多くのメディア関係者も注目する「#クソ物件オブザイヤー2023」の投票結果が今回のプレゼンターで歌舞伎町最強コンカフェ嬢の岩瀬唯奈さん(X:@yuina_2780)、グラビアアイドルの瀬山しろさん(X:@shiro__yama)、吉野七宝実さん(X:@Shihomi0305)によって告げられ……その前に、上位には入選できなかったが、特に注目された作品をいくつか紹介しよう。
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注目作品を発表!
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「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」は、数百億円の不動産を取引する不動産ファンドのAMrからルノアールにたむろする無免許ブローカーまでを会員に擁する、その保有資産、預り資産、グリップ資産の合計が2兆円を超える不動産Twitter最大の業界団体です

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