焼鳥屋で“恥をかかない”作法3選。「串から外して食べるのは推奨できない」
意外と知らない焼鳥の食べ方。
仕事の帰りに一杯という気軽なタイミングや、鶏肉を堪能したい時に訪れたいのが、焼鳥屋。ビールやハイボールに合わせて、串にかぶりつく瞬間は至福そのものですよね。ところが、仕事の会食やデートで焼鳥を食す場合、気になるのが「食べ方」ではないでしょうか?できれば最低限恥ずかしくない基本ルールは知っておきたいところです。
そこで今回は、宮崎の地鶏「みやざき地頭鶏」にこだわる焼鳥専門店「銀座 希鳥」を取り仕切る大澤利博(おおさわとしひろ)大将に、焼鳥専門店で安心して楽しめる最低限のルールや、焼鳥をもっとおいしく味わうための食べ方のコツを教えてもらいました。まずは「おいしいお店選びの基準と基本の食べ方」をご紹介したいと思います。
まずおいしい焼鳥店を選ぶ上で絶対におさえるべきポイントは、「炭火」で焼いていること。最近リーズナブルな焼鳥居酒屋ではガス火焼きの店もあるので事前チェックが必要です。
炭火焼きがおいしい理由は2つ。炭火から出る遠赤外線、近赤外線などの輻射熱によって、外はカリっと、中はふんわりとした状態に焼き上げることができるから。そして、鶏の脂が炭に落ちることで生まれる燻煙が香ばしい風味を作り出してくれるからなのです。
店選びで重視したいのが、扱う鶏肉のブランド。鶏肉は牛や豚のようにランク基準がないため、銘柄(ブランド)を確認することが、大きな安心材料になります。希鳥では宮崎県の地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」を使用。このように使用銘柄を開示している店が基準になるでしょう。さらに、様々な希少部位を安定して提供している店は、こだわりが高い証です。
実は、若鶏が柔らかくて美味しいと考える人も少なくないそう。しかしながら鶏肉本来の旨味や弾力を堪能したい場合は、こだわり育成の銘柄鶏を。さらに追求するなら軍鶏やみやざき地頭鶏といった地鶏ならベスト。おいしい店選びのチェックポイントにして間違いはありません。
ここからは、お店での話に移りましょう。最低限知っておくと恥ずかしくない食べ方ルールを3つにまとめました。
店選びのポイント①炭火焼きが基本
店選びのポイント②ブランド鶏かどうか
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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【取材協力店】
銀座 希鳥
住所:東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 6F
TEL:03‐5537‐7707
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