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『ドラゴン桜』東大生も納得した「東大に合格する受験生が、実はしているストレス解消法」

受験生は、常にレースの途上にいる

 元々は成績がそこまでよくなかった早瀬と天野ですが、桜木の後押しをきっかけとして本格的に東大受験を志します。ですが、受験生といえどもストレスには勝てないもの。「どうすれば、気分転換できますか」と、卒業生の水野に問います。  これに対し水野は「勉強のストレスは勉強で解消する」と答えました。もちろん驚く一同。なぜ勉強で蓄積されたストレスを勉強で解消せねばならないのか。それは、受験生である以上、常にレースの途上にいる立場だからです。いつも誰かの背中を追い、誰かに追われ続ける宿命を背負っているので、休息をとっている暇はないのです

筆者も実感する「遊んでストレス解消」の後悔

 実際に、私も東大受験生だった頃、ストレスが溜まって友達と遊びに行ったことがありました。当時好きだったゲームを一緒にやっていて、最初こそ楽しかったのですが、1時間もしないうちに焦りが襲ってきました。「あれ?昨日解いた数学の問題って、解き方どうだったっけ?」「やばい、まだこの前の模試の復習終わってない」など、勉強していない自分への焦燥感が高まります。  そして、遊び続ける友人たちを置いて、結局一足も二足も先にその場を後にしました。家に帰って勉強するためです。正直、勉強に対する焦りが出てきてからは、まったく楽しくありませんでした。むしろストレスがたまりました。東大にむけて一直線に頑張っていたからこそ、東大に入る可能性を上げる行動しか、当時の自分には見えませんでした。そして、学校に行って勉強を始めたときの安堵感と言えば、筆舌に尽くしがたいものがありました。勉強こそが、唯一受験生のストレスを減らすものなのです。  確かに、最初のうちは難しいかもしれません。しかし、本気で目標に向かい合うのであれば、誰もが必ず通る道です。これに賛同できないうちは、難関校への合格は難しいでしょう。それは才能というより、「自分がどれだけ目標に一生懸命になれているか」を示しているためです。  勉強のモチベーションが低いのは、目標が見えていないからかもしれません。一度、親子で将来について真剣に話し合ってみてはいかがでしょうか。 【詳しくはこちら】⇒「CARPEDIA タレント藤本美貴さん×有本博英先生 (歯科医師)×西岡壱誠による対談」はこちらへ <文/布施川天馬>
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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