更新日:2024年01月23日 19:58
恋愛・結婚

「“レディース総長”と付き合う男性」に実は共通していた特徴――大反響トップ10

平成を迎えてレディースチームが増加

ティーンズロード

写真は、雑誌『ティーンズロード』より

 しかし、時代が平成に移り変わるなかで、1985年には男女雇用機会均等法が制定されるなど、社会が女性の権利や主張に関して認めるようにもなりました。  1989年の『ティーンズロード』創刊当初ぐらいの頃から「女だけで走る」「男の手は借りない」というレディースチームが増加していったのも事実です。  実際に、私たちが取材した中でも集会においては「男子禁制」「男のケツ(後部座席)に乗って参加しない」というような決まりがあるチームも少なくありませんでした。  編集部では、そんな「男前なレディース総長」たちをスタジオに呼んで撮影することも多かったのですが、彼女たちは付き合っている彼氏を連れてくることが多々ありました。

レディース総長と付き合う男性の共通点

 その彼氏たちは、基本的に「年下」が多く、ビジュアル的イメージは大きく分けると「ゴツい系」「イケメン系」という感じでした。  ゴツい系の彼氏は、見た目は怖く言葉数も少ないのですが……レディース総長である彼女を立てている印象がありました。  撮影中に「ちょっと休憩しましょう」というタイミングになると、レディース総長は私たち(編集部員)には「ありがとうございます!」と明るく答えたりしてくれるのですが、彼氏に対しては「ねぇ、タバコ持ってきて!」とか「ジュース飲みたいから買ってきて!」などと、まったく違う表情になるのです。  まるで大物女優とマネージャーの関係を見てるようでした。  正直に言えば、「こんなにゴツい彼氏をアゴで使うなんて信じられない……」と思う場面が多かったです。  一方、「イケメン系」の彼氏も同様ではあるのですが、レディース総長がふとした瞬間にとびきりの笑顔を見せたり、休憩中にはベタベタしていたり。ただ、基本的にはいわゆる「尻にしかれている」というようなイメージの子が多かったと記憶しています。  私が思うに、この「ツンデレ」状態が彼氏にとって“レディース総長と付き合っている”というステータスを含め、たまらない魅力になっていたのかもしれないと感じていました。
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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