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“黄金時代”を築く可能性のある阪神と「主力の高齢化が懸念される」巨人…来季の両球団はどうなるのか

期待できる若手選手は多い

 次に2024年の巨人についてだ。坂本勇人選手や菅野智之投手など主力選手の高齢化が懸念されるが、「ルーキーの門脇誠選手をはじめ、期待できる若手選手は多いです」と語る。 「門脇選手は『アジアプロ野球チャンピオンシップ2023』の決勝でサヨナラタイムリーを打ちましたが、シーズン後半から打撃の調子はかなり良かった。月間打率を見ても8月(.339)、9月(.286)、10月(.455)と成績を大きく落とすこともありませんでした。前半戦は”守備の人”のイメージでしたが、打者としても能力の高さを見せており、来シーズンは1、2番に入ると思います」  また、若手選手で言えば打率.273、10本塁打、41打点と21歳という年齢を考えれば上々な成績をマークした秋広優人。彼については「秋広選手は疲労の影響でフルシーズンは戦えないと正直思っていました。しかし、最後まで戦い抜くことができた。来シーズンはキャンプから1軍で、開幕から戦力として計算されるはずです」と評した。

秋広は「飛距離を残せる打者」だからこそ…

 ちなみに秋広選手は序盤に3割をキープするなど、アベレージを残すタイプの打者というイメージを抱いた野球ファンは多いだろう。しかし、ゴジキ氏の見解は異なるらしい。 「打率を高めるようなバッティングをするが故に、器用貧乏にはなってほしくないです。飛距離を残せる打者ですので、1、6、7番でのびのび打たせ、豪快なアーチを量産することを期待しています」  他の若手については「2022年にドラ1で加入し、1軍で結果を残した浅野翔吾選手は、やはりポテンシャルが高い。また、2023年のドラフトで3位指名した佐々木俊輔選手は即戦力として浅野選手と競っていく力があると思われます。丸佳浩選手をライトに固定して、浅野選手や佐々木選手などの若手選手でセンター争いができればAクラス進出は見えてきます
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「ローテーション確定」の5人
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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