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“写真館は儲かる”神話が崩壊か。業界トップの「スタジオアリス」が苦戦する理由

「終活」に向けた写真需要が旺盛に

 現在、写真サービスにおいて頭角を現しているのが、写真集やアルバムを手掛けるアスカネットのフューネラル事業。葬儀社などと提携し、遺影写真を作成するサービスです。アスカネットは写真の取り込みから出力までを遠隔操作で行っており、この分野ではシェアトップを獲得しています。  2023年5-10月のフューネラル事業の売上高は、前年同期間比4.9%増の15億1400万円、セグメント利益は同7.5%減の2億8800万円でした。利益率は20%近くに達しています。  システムの設置件数は10月末時点で2935件。前年同月と比較して6.7%増加しました。年々設置件数は増えています。  人口構成やライフスタイルの変化により、思い出を残すという写真館の役割も変化。「写真館は儲かる」という神話が今、崩れつつあります。 <TEXT/不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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