仕事

六本木で深夜営業する“謎のクスリ屋”の正体「客のほとんどがブラックカードで決済していく」――大反響トップ10

二日酔い防止や滋養強壮の漢方薬が人気

六本木漢方薬局

六本木漢方薬局には、他で取り扱いのない珍しい商品も置いているという

 六本木漢方薬局ではかぜ薬や塗り薬、ビタミン錠剤といった医療用医薬品のほか、漢方薬、薬膳、サプリメントなど、約100種類ほどの商品を取り扱っている。  弱った肝臓の働きを助け、免疫力を高める薬や滋養強壮や疲労回復に効果的な「牛黄(ゴオウ)」の漢方薬も人気だという。 「体質や肌荒れの改善、滋養強壮や免疫力向上、便秘やダイエットなど、お客様によって本当にいろんな需要があります。それらに応えられるように、他ではあまり扱ってない馬の心筋エキスや牡蠣肉エキス、食べる薬膳茶などの珍しい商品もラインナップしています」

ナイトワーカー以外の地元民にも認知が広がっている

 オープンから1年半経った今、利用ニーズや求められる「クスリ」について何か変化はあったのだろうか。  当初は20代のナイトワーカー中心に利用ニーズがあったそうだが、最近では30代〜40代前後の近隣に住む地元民や訪日外国人客なども多くなってきているとのこと。 「お店のピークタイムは3回あり、まず開店直後の19時にはナイトワーカーが出勤前に医療用医薬品や漢方薬を求めてお越しになり、次いで22時前後には仕事終わりのビジネスマンや六本木、麻布十番、東麻布などのエリアに住む地元の方が来店することが多いですね。  そして、25時以降はナイトワーカーが自分のお客様を連れてきたり、ネオンサインに興味を持った外国人が入ってきたりと、まさに六本木の街らしく多様な層の方が六本木漢方薬局に来ていただいています」
次のページ
港区セレブは漢方薬購入もブラックカードで決済
1
2
3
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

記事一覧へ
おすすめ記事