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外国人観光客が女の子を指差して「いくら?」スナックブームの裏で困惑するママたちの声

ほぼワンオペなので対応しきれない…

乾杯「そもそも受け入れ態勢が十分ではないんです」  急なスナックブームに対して、東京下町でスナックを経営するママが指摘する。 「アルバイトの女の子が集まらなくて、ほぼワンオペで店を回しています。なので、たまに外国人のお客さんが来ると私1人では対応できないので、知り合いのお店から女の子を派遣してもらうこともあります。  数年前までは学生のアルバイトもいたのですが、最近はコンセプトカフェのほうが時給もいいし、ドリンクバック(インセンティブ)も出るので、スナックにはなかなか集まらないんですよね」  都市部では若い女性のアルバイトの選択肢が多いため、人手不足に悩むスナックも少なくはない。  スナックを訪れる人は、ママとのコミュニケーションを求めていることが多い。しかし、ママが客一人ひとりと話すには、灰皿やアイスを交換したり、お酒を飲んで売上に貢献してくれるヘルプキャストの存在が不可欠だ。  外国人によるスナックブームの陰には、マナーの悪い客や十分な受け入れ態勢が整っていないといった様々な課題が山積みのようだ。 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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