6位はフジテレビ『君が心をくれたから』(月曜午後9時、同22日の第3話)の2・5％。個人全体は3・3％で6位だ。この作品は使わなくなった旧基準の世帯視聴率が5・6％と低いため、爆死扱いする向きもあるが、世帯視聴率は過去の産物だから、ドラマ関係者は気にしない。世帯視聴者はスポンサーも見ない。 　世帯視聴率は高齢者好みの番組ほど数字が高くなり、若い人向けの番組は低くなるという致命的欠陥がある。少子高齢化人口減社会となり、高齢者の独居世帯が急増しているためだ。 　恋愛ドラマは高齢者が敬遠するので、世帯視聴率は決して高くならない。このため、世間が低世帯視聴率の恋愛ドラマを爆死扱いしようが、ドラマ関係者やスポンサーはどこ吹く風である。 　恋愛ドラマが気にするのはコアの数字が低いとき。メインターゲットである40代以下が観てくれなかったら、深刻なのである。 　7位はTBS『Eye Love You』（火曜午後10時、同23日の第1回）の2・4％。個人は3・2％の8位だ。主演は二階堂ふみ(29)。このドラマも世帯視聴率が5・5％と低かったが、恋愛ドラマなので、やはりドラマ界とスポンサーは気にしていない。爆死扱いするのはナンセンスだ。 　テレビ朝日のみ世帯視聴率の良さをPRしているが、同局とて使っているわけではない。スポンサーが世帯視聴率を見ないので、使いようがないのである。