更新日:2024年03月25日 11:40
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ホテル業界担当の元大手銀行員が明かす「ラブホの裏話」3選

ラブホ

※写真はイメージです。以下同

高級ホテルの特集を目にする機会は多い。そんなところに泊まれるカップルなんて、一握りなのに。業界では有名らしいデザイナーによる誕生秘話から、朝食ビュッフェの献立まで、詳細に知ることができる。 一方でラブホテルは、大半のカップルは足を運んだことがあるだろう。しかし、その実情はあまり知られていない。 筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、8年間にわたって中部地方と東京の某支社の営業、丸の内本部でのトレーニーを経験した。今回は銀行で法人営業をする中で、ホテル業界を担当してきた経験から知った、ラブホにまつわる裏話をご紹介する。 本記事は筆者の担当した業者に教えてもらった話の一部だが、全てのラブホがそうとは限らないことを頭に置きつつ、楽しみながら読んでいただきたい。

ラブホの裏話①「女同士の利用が多い」

女子会カップルでの利用の印象が強いラブホだが、女性同士の来店も多いという。旅行者、街で遊んで終電を逃した者、キャバクラや風俗の「タクシーで帰ると高くつく」お姉さんなど多岐に渡る。 最近はレディースプランを設けているホテルもある。エステのプランがあるホテルでは、エステだけを目的に女性同士で来店する客もいるらしい。他にもネイルや占いなど、女性を対象としたサービスを取り入れるホテルが増えている。 また、ラブホは友達同士の誕生日パーティーに使われることもある。ホテルの中にはプリンセスのドレスを貸し出して、お姫様気分を味わえるサービスを提供するところもある。

国内の旅行客、女性の一人利用も

ラブホが外国人旅行客に利用されていることは浸透しつつあるが、日本人の旅行者にも多く利用されているのだという。日本人旅行客は最初は抵抗があっても、リピート率が高いらしい。理由としては宿泊料金が安いこと、予約の必要がないこと、繁華街の近くにあることが挙げられる。タオルや化粧品などのアメニティが充実しているので、手ぶらで宿泊できるのも嬉しい。 旅行客に限らず、一人で利用する女性も一定数いるとのこと。一人客は特に何もせず、ゆったりホテルステイを楽しむ者が多いと言う。しかし、ラブホの中には「女性同士なら入れるが、女性一人では入れない」というホテルも存在する。女性の一人客は風俗嬢を連想させるため、同じタイミングで宿泊していた客からの印象が悪くなってしまうからとのこと。もし女性一人で行く際は、前もって一人利用が可能か調べておいた方が無難だ。
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ラブホの裏話
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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