恋愛・結婚

『ザ・ノンフィクション』話題の婚活回、密着された男性がエゴサをした結果「人生でもっとも辛い出来事」に

直前まで「放送中止」を願っていた

マリーミー

エゴサーチは止められていたというが、つい検索してしまった

——ちなみにお二方は前半で放送されていたシーンが初対面だったのでしょうか。 植草:マリーミーで見かけたことはありましたが、面と向かってカウンセリングを行うのは初めてでした。あの日も最初のうちは警戒して、心を閉ざしてアドバイスにも一切耳を傾けないような姿勢だったので、これは大変だと匙を投げそうになりました(笑)。ただ、放送でも取り上げられていた中盤あたりから、ヘアスタイルやヒゲのことを指摘したら「わかりました」とすぐに行動に移してくれて。この素直さがあれば大丈夫だと思えましたし、どんどん心も開いていってくれました。 ——SNSでは、「印象操作するような編集だったのではないか」などの憶測もありましたが、そのままのやりとりだったのですね。 進藤:そうなんです。ほかの方がどう思っているかはわかりませんが、カウンセリングやお見合いも色々と撮られていたので、放送前夜はどんな場面が出るんだろうとナーバスになって眠れませんでしたし、実は放送中止にならないかと願ってしまうほどでした(笑)。 植草:当日は進藤さんと、もう一人の協力者である内田さんと、うちの女性会員2人とリアルタイムで上映会をしたんですが、たしかに進藤さんはかなり緊張していましたね。 進藤:見てしまえばスッキリしたんですが、その後が最悪でした。先生にもディレクターの方にも「エゴサはしない方がいい」と言われていたのに、ついつい検索してしまって……。帰り道からはずっとTwitterに張り付いていました。 植草:一時期はSNSでの盛り上がりに本格的に参ってしまったようで、憔悴した様子で相談の連絡が来ました。もう乗り越えられたようなので一安心ですが、当時は心配でたまりませんでした。 進藤:メンタルは強い方だと思っていたので平気だと考えていたんです。けれど、現実は想像をはるかに上回っていました。キツい内容のコメントがどうしても目に付くし、投稿件数もインプレッション数もいいね数もとんでもなく多くて、恐怖そのもの。人生でもっとも辛い出来事でした。 =====  進藤氏が真に堪えたのは「失敗を含めた自分の姿を多くの人に見られたこと」ではなく、「有象無象のSNSのコメントとそれに一様に賛同しているように思えた群衆」だった。一方で「気持ちが落ち着いた今では、エールをくださっているコメントがたくさんあることにも気がつけました。そうした声に励まされ、引き続き婚活を頑張っていこうと思えていますから、結果的にはいい経験ができたと思っています」と気丈に語る。  人を傷つけるも励ますも、指先一本でできるこの時代。もはやSNSを利用する以上、「閲覧しているだけ」「いいねを押しているだけ」でも、部外者面は許されないのかもしれない。  ともあれ、少なくない応援の声を胸に、植草氏との二人三脚で成婚に向けて邁進していってほしい——。 <取材・文/海原あい>
コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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