『ザ・ノンフィクション』話題の結婚相談所に“年収1500万円の会社経営者”が入会。浮かび上がった“意外な”弱点
今、結婚相談所が熱い——。結婚願望を持つ人や婚姻率が年々低下の一途を辿り、新婚夫婦の実に1/4がマッチングアプリ婚といわれる現代。逆風に見舞われてばかりの相談所かと思いきや、実態はまったくもって異なるのだ。事業者数も会員数も、右肩上がりの業界なのである。
しかし結婚相談所での活動は、マッチングアプリより費用がかかるうえ、心理的ハードルも高いはず。会員たちは一体どんな人物で、なにを決め手に入会するのだろう。
今回インタビューを行ったのは、東京は青山に構える結婚相談所「マリーミー」。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)2月放送分の「結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~」での密着も話題となった、人気の相談所だ。
同代表の植草美幸氏と、会員のAさん(34歳男性・会社経営者)から話を伺い、“相談所のリアル”に迫っていく。
——まず入会したきっかけについて教えてください。
Aさん(以下、A):昔は抱いていなかった結婚願望が芽生えたから、というのが一番の理由ですかね。3年前に祖父が亡くなって、祖父母で健在なのは母方の祖母1人になりました。こうして家族が減っていくことに寂しさを覚えて、自分も結婚して家族を作りたいなと思うようになったんです。
植草美幸氏(以下、植草):Aさんは会員になってまだ1ヶ月。けれど、入会して最初の2週間で13人もの方とお見合いされるなど、かなり精力的です。
A:少々飛ばしすぎてしまった感も否めませんが(笑)。2人の方と仮交際に進み、うち1人とは今も継続中です。
——事前に共有いただいたAさんのプロフィールが《34歳・東京在住・会社経営者・年収1500万円》。一見すると好条件なので、植草先生が日頃発信されている「清潔感・コミュニケーション能力」に課題がある方かと想像していたものの……。初対面で不躾ながら、これまで交際相手に不自由されることはなかったのでは?
A:そんな、とんでもないです……! ただ、交際経験はたしかに人並みにあるとはいえるのかも。直近の恋人とはマッチングアプリで出会って、昨年の2月頃から3〜4ヶ月ほど付き合いました。
植草:写真や条件面で女性受けしやすいうえに、Aさん側がお相手にNGをあまり出さない。年齢の希望も「同年代〜少し年下」と幅がありますから、はじめの2週間が怒濤のお見合いスケジュールに。1日に数件組んでいたので、調整が大変でした(笑)。
——やはり(笑)。「鳴かず飛ばず」ゆえに、日常生活での出会いやマッチングアプリ経由の出会いをあきらめる男性も多い一方、Aさんは成功体験もお持ちです。なぜ結婚相談所に舵を切り替えたのでしょうか。
A:過去の交際相手と結婚の話をしたことはないんですよね。当時、願望がなかったためかもしれませんが……。マッチングアプリについても、どうしても恋愛ベースといいますか。会話やデートの楽しさのようなものが主軸になりがちだと感じて。
植草:さすがの慧眼です。当然のことではありますが、結婚相談所の大きなメリットのひとつが、結婚観のすり合わせから始められることです。
「家族を作りたい」と思い、入会を決意
「年収1500万円の会社経営者」は引く手数多?
コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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