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女優・原菜乃華が恋愛映画ヒロインに初挑戦。家では「錆びた包丁を綺麗に研ぐ動画」を熟視

錆びた包丁を綺麗に研ぐ動画を見ている

原菜乃華――エリーはSNSを活用していますが、原さんも世代的にSNSはよく見ていますか? あまり得意じゃないというか、疎いんですよね。一応、Z世代ってやつなんですけど、未だにフリック入力もできなくて(笑)。親しい友達のグループLINEも、ひとりで2個前の話題に返信したりしてます。練習すればできるようになるよって言われるけど、なんで、みんなそんな早く指が動くのか不思議です。 ――YouTubeやTikTokの動画を観ることは? 時間があるときはちゃんとした映像作品を観たいんですけど、作品によっては気持ちが揺さぶられて落ち込んじゃうこともあるので、そういうときには手軽にネットの動画を観たりしますね。 ――どういった動画を? 人がひたすら食べていたり、ただプレス機でモノが潰されるだけの動画とか、錆びた包丁を綺麗に研ぐ動画とかは、楽しくて延々と観ちゃいますね(笑)。 ――逆に、映画やドラマをみるときはパワーが必要というか。 そうなんです。「ちゃんと見たい」って思っちゃうので、なかなか気軽な気持ちでは観れなくて。 ――ちなみに、最近見たコンテンツで良かったものはありますか。 ドラマの『失恋ショコラティエ』を見返して、やっぱ好きだなって思いました。というか、毎年、バレンタインの時期になると、必ず見返してるんですよ。 ――キュンキュンという点では『恋わずらいのエリー』にも通ずるところがあるかもしれないですね。今回の作品をどう楽しんでもらいたいですか? とにかくオミくん(宮世琉弥が演じる近江章)にたくさんキュンキュンできて、エリーの妄想にニヤニヤ、クスクスできます。思っていることを素直に伝えることの尊さみたいなものを教えてもらった気がしますし、春休みや新生活に向けて前向きな気持ちになれる作品だと思うので、たくさんの方に見に来ていただきたいです。 ――ちなみに、キュンキュンシーンの撮影で照れたりしませんでしたか? キュンキュンシーンって、本当にキュンキュンしてる暇がないくらい大変なんですよ。例えば、体の角度はこう、手の位置はここ、ここのスピード感が大事で、ここの距離感はこことか、その距離だと実は相手と目があっていなかったりとか、そういったキュンキュンさせるための技法みたいなのが詰め込まれていて、それを一連の流れでササっとやらなければいけなかったりするので、そんなこと考えていられないというか(笑)。とにかく観ている方が一番キュンキュンしていただけるように、とことん形にこだわっていて。 ――職人の仕事ですね。 そうなんですよ。監督やスタッフさんにいろんな技法やキュンキュンの知見をたくさん教えてもらえて、すごく楽しかったです。
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