築地の老舗ホテルで新たなサウナ体験、都会の喧騒を忘れてのんびりととのう【ミスSPA!2023 心愛/ベストサウナvol.39】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第39回は『BAN SAUNA GINZA EAST』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 心愛ちゃん
コアラ星生まれ。T160 B86 W61 H89。釣り番組やラジオでマルチな才能を発揮中。公式X(@coanotubuyaki)
築地本願寺のすぐ裏手に施設を構える老舗のビジネスホテル「BAN HOTEL 築地銀座」が、’23年2月にサウナ施設を開業した。もともとはコロナ禍におけるビジネスリスクの分散が目的だったというが、ここ「BAN SAUNA GINZA EAST」では、岩盤浴×ドライサウナ×ミストサウナをオールインワンにした、いままでにない新たなサウナ体験を提供し話題を集めている。
完全予約制で110分の枠が一日8コマあり、貸し切り以外にもパブリックサウナとして個人利用が可能。広めの脱衣所には、基礎化粧品や高級ドライヤー、ヘアアイロンなどのアメニティが豊富に揃えられており、サウナビギナーや女性層に向けた「入りやすさ」を意識している。
その考えはサウナ室の設計にも反映されており、サウナ室の床にマイナスイオンを放つラジウム鉱石を敷き詰め、寝転ぶことで岩盤浴を楽しむことができる。一方で、サウナとしてもMISA製のサウナストーブがパワフルで、利用時間の前半40分間は、独自のオートロウリュシステムでスチームが噴霧され続ける。加えて、アロマ水でのセルフロウリュも可能なため、3段目にもなるとサウナ上級者も舌を巻く熱さになる。高温×高湿度のアツアツフィンランドサウナと、芯からじっくり汗をかける岩盤浴のハイブリッドこそ、このサウナならでは。その日の好みに合わせてサ活を組み立てるのも楽しい。
サウナ室の隣には高級ホテルで使用されるウェルランド製のジェットバスがあり、水風呂になっている。水栓レバーで常温と冷水を切り替えられるので、8~20℃までの幅で好みの水温に調節が可能だ。脱衣所のベランダにはウッドデッキが敷かれ、築地の外気を感じながら、都会の喧騒を忘れてのんびりととのうことができる。
サウナを出るといつも以上に体がぽかぽかした感覚が続いており、健康面でのメリットも大きそうだ。高品質な設備を揃えながらも、受付には看板犬のツキジローくんがお出迎えするなど、アットホームな親しみやすさがあるBAN SAUNA。宿泊客向けの割引サービスやレディースデーなどもあり、ソロでも貸し切りでも、さまざまなシーンに対応した使い勝手のよい施設といえるだろう。築地・銀座エリアの新たな注目スポットになりそうだ。
<取材・文/森野広明 撮影/長谷英史>
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<取材・文/森野広明 撮影/長谷英史>
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