更新日:2024年03月24日 10:03
お金

パチンコホール「ガイア」の倒産にファンも業界も驚かないワケ――大反響トップ10

交換率が下がっても変わらぬ営業スタイル

パチンコ 2015年には都内ホールが脱等価ということで交換率を一斉に下げましたが、その際もパチンコがちょっとだけ回るようになって驚いた記憶もあります。ガラガラでこれくらい回ってくれれば筆者的に理想だなと思い、しばらく通っていたら、あっという間に元通り。交換率が下がったのに以前同様の回りになったら、「そりゃ客はいなくても粗利はしっかり確保できているんだな」と思わされた次第であります。

店舗の切り売りと不渡り

 その後、絶対的なファン人口が減り、さらにファン自体の可処分所得も減るなかで、出ないというイメージが付いてしまったホールはどんどん淘汰される時代が到来します。そのイメージの典型例であるガイアも徐々に店舗数を減らし、さらにそれなりに客が付いているメガガイアブランドのような店舗は他の法人に売却。  とうとう自転車操業も終わるのかなと業界内でささやかれていたら、今回の民事再生に……。ちょっと前には手形が落ちなかったという話も流れ、取り引きがあったメーカーや業者は大変だったと思いますが、ガイアの倒産というニュースは誰も驚かなかったというのが正直なところではないでしょうか。
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「再建は厳しい」という声も
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ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。

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