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本格的な春のG1シーズンがスタート!全11戦の勝ち馬を元競馬誌編集長が最速予想

藤田晋オーナーのG1初制覇は?

・天皇賞春 ドゥレッツァ  昨年の菊花賞は圧巻の内容でした。不利な大外枠からのスタートでしたが、ハナに立ってインコースへ。一旦、脚をためた後、エンジンが再点火すると、上がり最速の脚を使って0.6秒差の圧勝でした。まさに「逃げて差す」、往年のサイレンススズカのような横綱相撲。前走は2着完敗も、長距離なら主役は譲れません。 ・NHKマイルC ボンドガール  この馬が勝った6月東京の新馬戦は、まさに“伝説級”の一戦。8着馬までが全て勝ち上がり、2着チェルヴィニア、3着コラソンビートは重賞を制しています。ボンドガールは故障の影響もあり桜花賞には不出走となりそうですが、NHKマイルCには間に合うはず。災い転じて、藤田晋オーナーに初G1制覇をもたらす、そんなストーリーを妄想します。 ・ヴィクトリアM フィアスプライド  ここは出走馬を読むのも一苦労。例年の傾向は、高速馬場でのスピード決着になりやすく、中距離タイプの差し馬は、実力は上でも苦戦を強いられがちという点です。能力上位のマスクトディーヴァは傾向的に一抹の不安アリ。フィアスプライドはスピード決着に強く、東京コースでも2勝と、まさに最適舞台といった印象です。

ダービーは音無調教師の大願成就と予想

・オークス レガレイラ  皐月賞を敗れたレガレイラがこちらに矛先を向ける……まずはこの推測が当たるかどうか。ただ、ダービーは種牡馬価値も視野に入れ、牡馬に勝ってもらいたいというのが、関係者の心情ではないでしょうか。今年は有力牝馬にスピードタイプが多いため、牝馬限定の2400mという舞台なら、この馬の独壇場になると考えます。 ・ダービー サンライズジパング
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音無秀孝調教師の代表管理馬カンパニーはG1レースを2勝

 毎年、ダービーが近づくと、ダービーを勝っていない騎手や調教師の話題でもちきりになります。その一人が音無秀孝調教師。数多の名馬を送り出した伯楽です。若駒Sでみせたサンライズジパングの末脚はディープインパクトを彷彿とさせました。皐月賞で展開に泣いた追い込み馬の巻き返しは、ダービーの黄金パターン。いかにも、それに合致しそうなタイプです。
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安田記念と宝塚記念はどうなる?
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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