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「大人向けのおもちゃ」が売れまくる理由。2大メーカーは“競技化”で更なる高みに――仰天ニュース・大反響トップ10

ベイブレードは「スポーツに進化」

 ガチャガチャは市場が拡大している点も見逃せません。  日本玩具協会によると、2022年のガチャガチャの市場規模は前年比35.6%増の610億円。2012年は270億円でした。10年で2.3倍に拡大したことになります。  タカラトミーは筐体の設置場所を拡大し、市場のシェア獲得を強化しています。 「ガチャ」以外でも、大人をターゲットとした商品開発が目立ちます。それが顕著に出ているのが「ベイブレードX」。キャッチフレーズは「もう、遊びじゃない。」とされており、スポーツという位置づけです。スマートフォンアプリと連携する仕様も追加されており、強さの記録などを残すことができるようになりました。  玩具は少子高齢化で先細りが懸念されている業界。タカラトミーは年齢層を広げて顧客開拓に動いています。 <TEXT/不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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