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“期待の新入社員”の呆れた退職理由。職場の評価が“ひどい新人”に変わるまで

退職した新人の“今”が不安

シニア女性の手を握る手「“お年寄りが好き”だったのかもしれませんが、かなりの“熟女好き”だったのではないかとも思うんです。今も、Aが介護職を続けていると思うと怖いものを感じます」と不安感を募らせているという。  ただ、介護業界は同じ業界への転職率も高く、ネットワーク(おばちゃん職員たちの噂話)があるといい、「〇〇の施設でトラブルが……」といった話は今のところ聞いていないそうだ。  高橋さんは「あくまで、私たち同僚の見解ですが」と前置きし、「同性介護と知らされてから、あからさまに仕事へのモチベーションが違って見えたので、私たちはそう考えています」と締めくくった。

評判高く好印象だった“ひどい新人”

 自動車関連のソフトウェア開発を行う会社に勤める加藤道夫さん(仮名・30代)は、飛びぬけて対応に困った新人Bについて教えてくれた。 「社員は理系出身のエンジニアがほとんどでした。100人程度の会社で、アットホームな社風でした。毎年、新人は4~5人入ってきますが、ある年、飛びぬけて“ひどい”男性新入社員がいたんです」  Bは、入社当初は評判が高く好印象だったそうだが、日が経つにつれて、次第に変な噂が流れ始めたという。打ち合わせで上司や先輩に構わず楯を突いたり、反抗したりするだけではなく、机をバンバンと叩いては、「そんなもんできるわけねーだろ」といった暴言を吐いていたというのだ。 「社長に対してかなり上から目線で質問することがあり、周囲がハラハラするような言動が目立ちました。空気が読めない人間だったようですね」
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新人の言動はエスカレート
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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