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普通免許でOKの「ライドシェア運転手」はいくら稼げる? 手当、条件等をチェックしてみた

報酬は時給と歩合+手当

違法 報酬

写真はイメージです

 気になる報酬は、時給1400円+手当+歩合で構成されている。細かく説明すると、手当とは燃料費やアプリ通信費にあたるもので、1時間あたり400円。つまり、経費込みで時給1800円という考え方をすればよい。  残る歩合というのは、1時間あたりの売上(税別)が3000円を超えた場合に発生するもので、(月間税別売上-(3000円×勤務時間))×60%になる。  これらを総合すると、最大限(週20時間未満)働いたとして、基本的な報酬は月(4週間)で最大約14万4000円。仮に平均売上が3500円だとすると、歩合が約2万4000円プラスされ約16万8000円という計算になる。  とはいえ、売上が3000円を超すことはなかなか難しく、時間帯の制約が大きいため週に10時間程度の働き方が妥当な線かもしれない。すると、報酬は月に約9万円というのが現実的かもしれない

もっと稼ぎたいなら定時制も

 タクシー業界の働き方の主流は隔日勤務というものだ。読んで字のごとく、1日働いたら翌日は休みというスタイルで、月に11~13回の乗務が基本。回数的には少なく思えるが、1回の勤務はおよそ20時間(休憩3時間含む)。他に月に22~24回ほどの乗務を行う昼日勤と夜日勤があり、いずれも本業(正社員)として働くことになる。  一方、定時制という職種を募集している会社があり、こちらはパート的な雇用で、隔日勤務なら月に8回、日勤なら16回という範囲内で働くことができる。定年退職したベテランドライバーを採用することが多かったが、最近は本業を持つ若者に門戸を開く会社も増えている。  ちなみに、定時制といえども免許は普通自動車第二種が必要なので、会社負担で取らせてくれるところがほとんどだ。ただし、2~3年以内に辞めると、取得費用の返還を求められることも業界の常識だ。
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定時制の稼ぎは本業とどう違う
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フリーライター。定時制で東京を走り回っている現役の中年タクシードライバー

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