お金

“もはや安くない”鳥貴族。客離れを招いた“相次ぐ値上げ”は悪手だったのか

「社名変更」は海外進出ありきだった

そして、最近は海外展開に向けた取り組みを進めています。昨年にはアメリカで現地子会社を設立しており、ロサンゼルスでの出店を目指すとしています。現地では日本食として焼鳥の認知度が高まっており、以前から出店する予定でしたが、コロナ禍で延期となりました。アジア圏への進出も狙っており、台湾では現地企業との合弁契約を、香港ではFC契約を結んでいます。今年5月1日に行ったばかりの「株式会社エターナルホスピタリティグループ」への社名変更も、海外で認識されやすい名称にする狙いがあるようです。 国内と同じ均一路線にするのか、それとも高級店路線にするのか、現段階で海外店の詳細は公表されていません。いずれにせよ外国人にとって認識されやすい名称にする必要があるでしょう。焼鳥より「Teriyaki Chicken」の方が伝わりやすいかもしれません。海外でも成功するのか、今後に注目です。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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