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“0歳児保育”はかわいそう?シンママの現役グラドルの本音「保育園は天国だった」

いざ入園してみたら「保育園すごい!」

保育 他のママ友たちも、とにかく「頑張らなくてもいい」「保育園最高だよ!」と口を揃えていた。優柔不断な筆者は、まだどうするか判断しかねる状態ではあったが、周りにおされて急遽4月入園の申し込みをすることにした。  色んな葛藤はあったが、ラッキーなことに第一希望の保育園に入園が決まった。 「あ〜、4月からは別々か」と、少しおセンチになっていたものの、息子氏はびっくりするほど人見知りがなく、確か3日目の朝にはもうすでに先生に手を伸ばし微笑んでいた。  慣らし保育期間もほとんどなく、お休みも早退もない。預けた後にたまに息子氏の様子をこっそり見るのだが、同じ組のお友達と遊んだり、先生に抱っこされたり、とてもニコニコしていて楽しそうだ。  保育園にはおおぜいの先生がいて、代わる代わる息子氏と遊んでくれる。園長先生や他の学年の先生もたまにすれ違うと、息子氏の名前を呼んでくれて嬉しいし、こんなにたくさん子どもたちがいるのにすごいなぁ、覚えてくれていてありがたいなぁと思う。  そして、なにより離乳食! 手づくりだし、種類も多い。先日「そろそろ二回食のナントカ期でー」みたいなことを言われ、本気で意味がわからなかった。1人で育てていたら、そのナントカ期をスルーしていたんだろうと思うと恐ろしい。  プラス面がほとんどだが、マイナス面があるとすれば、昨日まで出来なかったことを初めてするのが自分の前ではなく保育園なのは少し寂しい。  入園当初はつかまり立ちとずりばいしか出来なかったはずなのに、急にハイハイしてきた時は「最初のハイハイが見たかったな」と……。

めちゃくちゃ入れて良かった!

 もう疎遠になってしまったが、最年長の飲み友達だったおじいちゃんが「僕はいくつになっても幼稚園にも保育園にも行かせてもらえなかったことがコンプレックスになっている」と、いつも言っていたのをふと思い出した。  そのおじいちゃんは、国公立大学を出て大学院にすすみ、公務員というエリート街道だったが、酔いが回ってくると毎回「幼稚園に行ってないから、いきなり小学校に入れられて人間関係をつくるのが難しかった」「他の子ができることが出来なかった」と、もう80歳近くになっているのに、心にしこりを残したままのようだった。  だからといって、別に保育園に行ったほうが絶対にいい!ということではないが、筆者はめちゃくちゃ入れて良かった。感謝しかない。  しかし、本来であれば、子どもが保育園に行き出したから、そのぶん働けるはずなのだが、なぜか空き時間でマッタリしてしまい収入が減ってしまった……。  それに加え、食事をとる時間が確保されたことによる体重増加。ラクをする才能がありすぎるゆえの怠惰。今月からはガッツリ働いてしっかり痩せたい……。 <文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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