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「毎月2万円の節約に」28歳女性が“我がふり”直して気づいた、浪費だらけだった日々

 自分では「節約している」「お得に生活している」と思っていても、意外とムダ出費をしているというケースは多いかもしれない。今回は、引っ越しをキッカケに、ムダな出費や浪費に気づいたという笹山美波さん(仮名・28歳)に詳しく話を聞いた。
スーパー 買い物

※画像はイメージです

浪費に気づいたきっかけは

 美波さんは、「お得」という言葉が大好き。割引やキャンペーンをみつけるのも早く、友人や同僚から頼まれて情報を送ってあげることも日常茶飯事。そういったこともあり、自身のことを“お買物上手”だと思っていたほど。 「でも、気づいてしまったのです。自分がこれまでに、どれだけ浪費してきたのか。キッカケは、引っ越し。仕事の都合で移転したほうが便利だという状況になり、高校卒業後に就職してから10年ほど1人で暮らしてきたマンションの荷物をまとめていたときでした」  荷造りを進めていくと、未使用のものや1回ぐらいしか使っていないようなもの、生活必需品ではないものが大半を占めていたのです。とくに美容系のホームエステ用品は、美顔器に脱毛器、ダイエット器具などが、いろいろなところから次々に出没。

7万円の美顔器が1万円ちょっと

「最初は、メルカリやヤフオクで売ることを考えました。でも、引っ越し準備との併用は無理があると思い断念。買取専門店やリサイクルショップを利用し、この際、不要なものを一気に売り払ってお金に換えてしまおうと考えたのです。  そこで下取りをしてもらうことにしました。でも、7万円ぐらいするヤーマンの美顔器は、1回使っていたので1万円ちょっと。ブタの形をした片方(ひとつ)1万ちょっとのフットマッサージ機は2つで1500円でしか買い取ってもらえませんでした」  それでも、この2つは値段が付いたほう。美容系や健康器具などの家電製品は、ほぼ無価値。未使用でも10分の1程度のものが多く、1回でも使用しているものは100円以下や買取拒否の対象となったものも結構あったと美波さん。 「キャンペーンやコンビニのくじ引きを利用して集めた大量の推し活グッズも、世間の感心が薄れていたため二束三文。0~100円以下と渋い買取価格を提示されました。ただ、有料でゴミに出すよりは、0円でもありがたい。悩んだ結果、すべて手放しました」
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買取の価値がグンと下がるブランドは
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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