2001夏甲子園優勝投手、4度の手術と波乱万丈の野球人生。「失敗への対策の引き出しを持つことが重要」
応用には基礎の習得が必須
松本:2022年に現役を引退されてから、現在は主に小学生・中学生の野球コーチとしての活動に力を入れていますよね。
近藤:今までずっとユニフォームを着てプレーしてきました。ユニフォームを脱いだ今、何が正しいのかはまだわかっておらず、日々勉強している最中ですが、関メディベースボール学院で子どもたちに主に野球の基礎を教えています。
今の子どもたちは動画を見て人の真似をするけれど、基礎・基本が身についていないと誰かの真似をしてもうまくいきません。基礎があってこそ、応用ができる。応用するには基礎の習得が必須で、小さいうちにこそ、基礎・基本を習得するよう指導しています。
指導する立場になると、子どもたちの人生を背負うという責任が発生します。今まで好き放題にやってきましたが、また違う責任を感じますね。
――インタビューを終えて、松本さんは次のように振り返る。
「私も日大三高の野球部で、私が大学生で近藤さんが中学生だったときが、初めての出会いでした。近藤さんはプロ野球選手になっても最初からすごい実績があったわけではなく、ケガに悩まされ、大きな壁にぶつかってきた。
しかし、近藤さんを見ていると、自分の活かし方、ケガとの向き合い方など、自己分析力が非常に高く、目の前の大きな壁は『突破し、成長するためのチャンス』となっていたのだなと感じました。
プロには、いくつかの共通点があるように思います。それは、『実行力』『継続力』『忍耐力』の3つです。プロとして活躍している方々はこの3つの力を持ち、自分で決めたことを実行し、それを忍耐強く継続している。それはいずれも、自己への期待があるからだと思います。
近藤さんもケガに悩まされ、思うような結果が残せない時期が長かったと思います。しかしそこで腐らず、未来の自分を思い描き、未来の自分に対して希望や期待が持てたから、何が起こっても忍耐強く『決めたこと』を継続し、実行していけたのではないでしょうか。
そして、この実行力・継続力・忍耐力の3つが重なり合い、壁を乗り越える突破力を生み出しているのだと思います。
その道を極めた人というのは、未来のビジョンを描いているから、壁に直面しても突破していけるのだ、と近藤さんの話から感じました。
常に未来を見ていたからこそ、下積み時代にどんなにつらいことがあっても、耐えられた。逆に言えば、未来を描いていなかったら、耐えられなかったのかもしれません。未来を描くことがいかに大事か、あらためて感じましたね」
近藤一樹(こんどう・かずき)
元プロ野球選手(投手)/野球解説者
高校時代、日大三高のエースとして第83回全国選手権の初優勝に貢献し、2001年度ドラフト会議にて大阪近鉄バファローズから7巡目指名を受けて入団。2004年、オリックス・バファローズに移籍、2016年、東京ヤクルトスワローズに移籍。2018年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得。2023年より関メディベースボール学院のコーチに就任。
ライフマネジメント株式会社代表取締役。1976年、神奈川県相模原市生まれ。高校時代は日大三高の主力選手として甲子園に出場。東京六大学野球に憧れ法政大学へ進学。大学卒業後、住宅業界を経て起業。「地主の参謀」として資産防衛コンサルティングに従事し、この10年で数々の実績を生み出している。また、最年少ながらコンサルタント名鑑『日本の専門コンサルタント50』で紹介されるなど、プロが認める今業界注目の逸材。 ラジオ大阪OBC(FM91.9 AM1314)にて、毎週水曜日19:45~20:00「松本隆宏の参謀チャンネル®︎」を放送中。 最新刊『アスリート人材の突破力 ~才能を引き出す気づきの法則~』のほか、『The参謀 ~歴史に学ぶ起業家のための経営術~』(游藝舎)、『地主の経営』(マネジメント社)などがある。
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