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中央競馬「2歳戦」がスタート!東京・京都に出走する「注目すべき4頭」を徹底解説

素質馬が集まった日曜東京5Rは必見

・6月9日京都5R(芝1200m) 注目馬:ポートデラメール  続いて紹介するのはポートデラメール(父ナダル、母ジュベルアリ・牝)お兄さんに現オープンのアルナシーム、叔父にアルアイン、シャフリヤールがいる良血馬。取材時の馬体重が420kgとやや小柄なのですが、「しっかり調教に耐えられて、カイバも食べられている」とのことで早期移動、早期デビューになりました。  ノーザンファーム空港・佐野厩舎長は「バネ感」「体幹の良さ」「バランス」など、運動神経の高さが伝わるフレーズが次々と飛び出し、まさに「山椒は小粒でも……」といった印象です。お父さんは新種牡馬のナダル。父の名声を高めるためにも、新馬勝ちへの想いは強いはずです。 ・6月9日東京5R(芝1800m) 注目馬:クロワデュノール  昨年の勝ち馬ダノンエアズロックはダービーに出走。東京芝1800mという条件だけあって、今年も評判馬が揃った注目の一戦です。オークス馬チェルヴィニアの半弟アルレッキーノ(父ブリックスアンドモルタル、母チェッキーノ・牡)にももちろん注目なのですが、ここではクロワデュノール(父キタサンブラック、母ライジングクロス・牡)を一番手に挙げます。  同馬はノーザンファーム空港・佐々木厩舎長が「年明けぐらいから早期移動を意識して攻めてきた」と語る即戦力候補。3月にゲート試験に合格すると、このレースでのデビューを目指してじっくり乗り込まれてきました。注目したいのは、関西馬でありながら東京まで遠征してデビューする点です。  今年のダービーで1〜3着だったダノンデサイル、ジャスティンミラノ、シンエンペラーに共通するのが「関西馬」かつ「東京デビュー」。ダービーを視野に入れるような素質馬ほど、東京コースを経験させておきたいという意思が働くということでしょう。  以上の4頭は全勝してもおかしくない素質馬で、特に東京でデビューする2頭について、仮にここで敗れることがあっても見限らないでください。私はこの4頭でコロガシを敢行する予定です。

函館新馬についても少しだけ

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スピード能力が高く短距離での活躍を期待できそうなメイショウホダワラ

 そして最後に、本編では触れなかった函館の新馬2戦についても少しだけ。  6月8日の函館5R(芝1000m)は取材馬が出走していないので、有利な内枠をひいた2ディラードテソーロ。ポンと出ての押し切りを期待します。6月9日の函館5R(芝1200m)はメイショウホダワラ(父デクラレーションオブウォー、母フェルトベルク・牡)。三嶋牧場の藤井トレーニングマネージャー曰く「スピード能力が高いので短めの距離での活躍を期待」とのことでした。 文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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