スポーツ

“大洋ホエールズファン”の少年が、最大400人の応援団を結成するまで「1人で一喜一憂するのは寂しい」

応援団のなかに、別の趣味を楽しむサークル活動も

DBワクワク団

横浜スタジアム3塁側(スターサイド)のボックス席にて

現在、ワクワク団には、釣り部、アウトドア部、旅行部、鉄道部、音楽鑑賞部などのサークル活動も行っている。 「『ベイスターズを応援する』という共通の趣味を通じて、さらに別の趣味でもつながっていく。プライベートでこうしたつながりを持っていくことは、この先もできる限り続けていきたいですね」 昨年オフに左のエース格の1人だった今永昇太がメジャー挑戦で抜けてしまった一方、4月16日に筒香嘉智がベイスターズに復帰することが発表され、彼が慣れ親しんだ横浜スタジアムで再びプレーしている。 「一時期は巨人に移籍かという話もありましたが、彼の雄姿を横浜スタジアムで見られるのは本当にうれしいですね。応援にもいっそう力が入りますし、チームの起爆剤になってくれたらと思います」 ベイスターズの64試合を終えたところでの順位は、32勝31敗1分とセ・リーグのなかで4位(※6月18日時点)。小島さんたちのような熱心なファンの方々の応援を励みにして、この先浮上していくことを期待したい。 <取材・文/小山宣宏>
スポーツジャーナリスト。高校野球やプロ野球を中心とした取材が多い。雑誌や書籍のほか、「文春オンライン」など多数のネットメディアでも執筆。著書に『コロナに翻弄された甲子園』(双葉社)
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