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迷惑客よりもタチの悪い“迷惑店員”。「わざと愛想悪く接客」する理由にア然…

 入職のために面接を受けたときには印象がよかったのに、いざ働きはじめてみるとまったく違っていたという経験はないだろうか。今回は出産後、久しぶりに社会復帰することになった柴咲千加さん(仮名・32歳)が驚愕した話について紹介したい。
やる気ない 店員

※画像はイメージです

雑貨屋でアルバイトを始める

 柴咲さんは、子どもたちが小学校に入学するタイミングで社会復帰を決意し、自宅から少し離れた雑貨屋へ。面接時、店内にいた20代前半ぐらいの女性スタッフ3人がニコニコと微笑みかけてくれ、面接担当だった店長にもスムーズにつないでくれた。 「店長も人がよさそうな感じだったので、面接に受かったと連絡をもらったときはすごく嬉しかったです。初日に雑貨店へ行くと、面接のときにニコニコと愛想よく接してくれた職場の先輩たち3人がいて、そのうちの一人が主に仕事を教えてくれました」  面接で会ったときよりは素っ気ないと感じたが、不快というほどではない。ちょっとした違和感を抱きつつも、自分の仕事を覚えることに集中した。ただ、「この店、人を増やす必要ってあるの?」と疑問に思うほどお客が来ない。

なぜかずっとお客さんが来ない店

お客さんが来ないあいだは、すごくヒマになります。積極的にやろうと思えば、商品のレイアウトを変えたり仕入商品をリストから選んだりといろいろあるのですが、そういうことは一切しません。3人でしゃべったり、スマホをしたりして時間を潰すのです」  防犯カメラを意識してか、パソコンの画面に仕入商品のリストを表示させてまったく違う世間話で盛り上がることもたびたび。2人1組で新商品の品出しや売れにくい商品を整理するフリをしてサボることも常態化していた。 「トイレに行ったら15分ぐらい戻ってこないことも、しょっちゅう。でも、仕事を押し付けられるような形だったので、すぐに1人でも作業や接客ができるようになりました。そういった状況にも驚きましたが、もっとビックリしたのがお客さんへの対応です」
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わざとお客に対して態度悪く接している?
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ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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