仕事

植木鉢、古びた食器…先輩社員の“プレゼント攻撃”に積もる疑問「要らないモノを押し付けてくる」

ガラクタとしか思えないものまで押し付けてくる

「K美さんは『そっと置いておけば大丈夫よ。男の人なんて、家に何が増えてても、なかなか気づかないんだから』と持論を持ち出してきます。私が『でも…』と言おうとしても、『遠慮なんていらないんだから』とモノを押しつけられて終わりです」  ただ、K美さんに悪気がある様子はない。優樹菜さんがモノを受け取ると、「嬉しいわ。私にも娘がいたら、こんな感じかな」としみじみ言うため、無碍にもできずにいた。ところがある日を境に、これまで以上にガラクタを押しつけてくるようになる。 「2~3日ぐらいに1個のペースで渡してくるので、さすがに困って『K美さんの家のモノ、全部なくなっちゃいますよ。本当にもう、大丈夫ですから』と強めに言ってみましたが、『いま、家を片付けてるから大丈夫。プレゼントだと思って』と返してくるのです

モヤモヤしたまま関係を保つしかない

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※画像はイメージです

 優樹菜さんは、「もう、どう反応していいのかわかりませんでしたし、それって不要なモノを私に押しつけてるってこと?と不快にも感じました」と続ける。古びたポーチから底についた土を落としきれていない植木鉢まで、K美さんからのプレゼント攻撃はいまも継続中。 「自分の趣味ではない不要なモノをもらうのは本当に迷惑だし、正直ストレスです。でも、同じ職場で毎日顔を合わせることを考えると、迷惑だとは言えません。不要なものはコッソリ処分して、先輩社員との関係を良好に保っていますが、ずっとモヤモヤしたままです」  いまは、K美さん宅からモノがすべてなくなるのを待っているという優樹菜さんは、「最初にちょっと距離を縮めすぎたかも?」と後悔する。毎日顔を合わせる人と長く良好な関係を保つためには、最初からある程度の距離を保っておくことが大切かもしれない。 <TEXT/山内良子>
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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