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65店舗出禁のパチプロが「過去に出禁になった事例」を暴露。店員に“パチプロだとバレずに打つ方法”とは

プロと認識されたら終わり

パチンコ

「プロ・グループ打ち禁止」を強調するパチンコ店も近年増加傾向にある

 平成時代の終盤くらいまでは、「攻略打ちを行なったお客様はプロとみなしてご退店いただく場合がございます」とホール内の掲示板などに規約を掲げていても、実行する店は少なかったが、令和に入ったあたりから出入禁止の報告が急増した。これは、いわゆる業者(攻略打ちを教育して打ち子として雇う集団)の活動により、セミプロが増加した影響が大きい。  墨田区の新規オープン店で打っていたパチプロは「為替取引をしていたら出禁になってしまったよ」と嘆いていたし、SNSでは「西東京の店で台の上にスマートフォンを置いて動画を視聴していたら出入禁止になってしまった」という投稿が話題になった。  ボーダーラインを超える台を追いかけるだけの感情のないパチンコは、すぐに見透かされてしまう。楽しむ心は、忘れちゃいけない。

辿り着いた打ち方

 パチンコは約85%の還元率といわれているから、ぼくらは残り約15%の穴を埋めるために足掻く。監視カメラの設置場所に応じて、ハンドルを包み込むように握って親指だけで動かしたり、小指の動作だけで緩急の差をつけたり、死角を利用して少しばかりの優位性を得る。そんなハンドル操作を見た他のお客さんが「あいつパチプロだよ」と店長に密告するパターンもあるから、パチンコ台の盤面を鏡のように使用して通路内をだれかが通行するときは素人を装う。
パチンコ

パチンコ台の盤面は、視点の角度を変えれば鏡のように利用することが可能。後ろに店員がいるかどうかを確認することができる

 ストップウォッチの使用を見られてしまい出入禁止になった経験があるから、スマートフォンは最低光量で使用する。貯玉再プレイ機能を利用するときは、系列店すべての貯玉を没収されてしまう可能性があるから、普段よりも背筋を伸ばして誠実に打つ。まるで隠れん坊みたいに、息を潜めてやり過ごす。  これだけ徹底すればパチプロだとバレずに打てるけれど、本来の遊技目的から大きくズレたこのパチンコを、だれかに勧めることは一生ないだろう。 文/ミネッチ
技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。
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