八木仁愛「いい意味で、わがままになった」
八木仁愛
――八木さんにはどんな変化を感じました?
早﨑 いい意味で、わがままになった!(笑)。自分が嫌なことは嫌ってはっきり言えるようになったのかな。もともとそうだったのかもしれないけど、そういう面を出してくれるようになった感じがします。
金澤 あと、前よりも明るくなった気がする。
西森 デビューシングルから今回の新曲までセンターというポジションを務めてくれて、私たちにはわからない悩みも抱えてると思うんです。
全部は共有しきれないかもしれないけど、たまに吐き出してくれることもあって、同じグループのメンバーとしては嬉しいなって。
八木 人見知りじゃないんだけど、誰とでも1つ壁を作っちゃうの。それが解けるまでが長かったんだと思う。
――僕青のドキュメンタリー動画では、「最初は周りの子と打ち解けられるか不安だった」とも話していましたね。何が壁を壊すきっかけになったんでしょう。
八木 この1年ほぼ毎日一緒にいて、家族よりも長い時間を過ごしてきたので。僕青のメンバーは明るくて面白いから、接しているうちに自分の性格にも変化があったのかなって思います。
西森杏弥
――続いて、西森さんにいきましょう。
早﨑 会ったときは本当に喋らない子だった。
八木 亜美ちゃんとはベクトルが違うんだよね。他人行儀な感じというか(笑)。
早﨑 そうそう。話していても目が合わない感じがしないというか(笑)。
西森 最初はそうだったかもしれない、ごめんよぉぉぉ!
早﨑 それが今ではメンバーの誰かが落ち込んでいたり、元気がなかったりすると1番最初に気づいて慰めてくれるのが杏弥ちゃんだよね。
金澤 最初は杏弥ちゃんと話せなくて距離をちょっと感じてたんですけど、今は自分から話かけにいきたいメンバーの一人です。私は泣き虫なので落ち込んでしまうことが多いんですけど、杏弥ちゃんが自然とそばに居て寄り添ってくれました。聞き上手です。
西森 ありがとう、これからも仲良くしてね(泣)
――西森さんは僕青に応募したきっかけが「就職活動からの現実逃避」でしたけど、1年経って自分の居場所になってきた感じはありますか?
西森 メンバーがそういう居場所にしてくれたという思いが強いですね。もともと女の子の集団にいることが得意なタイプじゃなかったんです。生まれ育った場所は高知の田舎でクラスの人数も少ないし、進学したのが工業高校で女子も少なくて。
活動する前は、正直アイドルグループって面倒くさいこともあるんだろうなって覚悟してたんですよ。けど、僕青は全然そんなことなくて。それが何より驚きでした。
早﨑 そう思ってたメンバーは多い気がする。
西森 今はもう安心感から、こんな自由な感じに出来上がってしまってます(笑)。