早﨑すずき「すずちゃんが暗くなったら僕青は終わり」
早﨑すずき
――最後は早﨑さん。
金澤 全然変わってないような。
八木 うん。すずが良い雰囲気を作ってくれている場面ってたくさんあって、楽屋でもそうだよね。
西森 だから、すずちゃんが暗くなったら僕青は終わりだ(笑)。インタビューでもいろんなお仕事でも、すずちゃんと一緒だと安心感があります。
――それは感じてます?
早﨑 まったく感じてないです(笑)
――普段は明るい早﨑さんが、1周年記念ライブでは涙を見せる場面もありました。
西森 あれは見ていて、泣きそうになった。
早﨑 泣かないというより、涙を堪えちゃうのが得意なんです。でも、ああやって自分の気持ちを話していたらダメでした。
リハまではあっさりした挨拶だったんですけど、本番前にスタッフさんに「時間を気にせずに自分の思いを欲張って話していいんだよ」と言ってもらって、思いが溢れてしまいました。
八木 わかる、話しながら実感しちゃうよね。
――そして、8月7日に発売する新曲「スペアのない恋」は、新しい僕青の一面が見られそうですね。3作連続でセンターを務める八木さんはどう感じましたか?
八木 デビューシングルとは違う明るさがある楽曲ですね。「青空について考える」は等身大の私たちを表現した楽曲で、「スペアのない恋」は成長した今の私たちを感じてもらえるんじゃないかな。夏にもぴったりだしね。
早﨑 あっつい夏っていうよりは、ふわ~っていうような爽やかな夏を感じられます!
金澤 MVの衣装も今までは自分たちの制服だったんですけど、初めて違う衣装を着させていただいて。そういう部分からも成長を感じてもらえると思います。
メンバーの可愛い表情はもちろんですが、間奏のダンスにも注目してもらいたいです。
――前作に続いて、今作も選抜メンバーの「青空組」と非選抜の「雲組」による選抜制度が導入されています。
早﨑 前回の選抜制度は初めての経験だったから、メンバーも悔しいとか悲しいっていう気持ちがありました。
でも今回のシングルでは、「青空組」「雲組」がぞれぞれの活躍を楽しみにしているので、選抜制が良い方向に捉えられているよね。
金澤 私は、選抜制になったことのメリットも感じられるようになって。23人がグループのことを考えながら活動できているからこそ、集まったときにより良いパフォーマンスができているなと思います。
八木 1つのグループに2つの組ができたことによって、各メンバーの魅力が伝わりやすくなったんじゃないかなとも感じます。
――今、西森さんが「僕青の強みは?」と聞かれたらどう答えますか。
西森 良いなと思うのは、みんなが感情を表に出せるようになってきたこと。大人になってくるとそういうところを制御しがちになるじゃないですか。摩擦を生むようなことは言いづらいし、周りにどう思われるかも気になるし。
だけど、1周年ライブの最後にみんなの挨拶を聞いていて、野心に溢れてるなと思ったんです。それを口にできることもいいことだし、僕青に若さがある。
もちろん現実を見て話をすることもあるけど「やっぱりダメだね」とはならなくて、「どうすれば成長につなげていけるのか」を考えられる。誰も諦めていない強い心が僕青の強みだなと思います。