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ラブホでの“思い出ビデオ”を子供が…収集癖のある夫にブチ切れた「20年前の秘密」

どこか他人事の夫にブチ切れ

私が『コレで子どもたちが遊んでたのよ!』と怒鳴ると驚いた様子を見せた夫ですが、『うわぁ~、これはさすがにヤバイね…』と言って私が持っていたローターを手に取ると、子どもたちの様子をうかがいながら近くにあった棚の引き出しに片づけようとしたのです」  涼香さんは「何してるの? いますぐ処分して!」と怒りますが、「え? どうして? だってコレは、涼香とはじめてラブホに行った記念の品だから」などと反論。処分しようという気配がまったく感じられない。 「結婚してはじめてくらいブチ切れました。子どもは好奇心旺盛だし、また見つけたら大変だと思ったのです。もしかしたら口に入れたり、『コレ、何?』としつこく聞いたりしてくるかもしれません。とにかく、すぐ処分してほしいと思いました」  けれど夫のFさんは、どこか他人事。ひとまず棚に片づけようとするし、別の日に捨てるという感じでもない。とにかくいま、この場を切り抜けてうやむやにしようというのが手に取るようにわかる。その態度に怒りのボルテージが上がり、文句が止まらない涼香さん。

初めてのラブホで撮影したビデオが

ビデオテープ

※画像はイメージです

「そのうち夫も言い返してきて、言い合いになりました。そして言い合いがピークにさしかかったとき、隣で子どもたちが、『あ!ママだ!』と大はしゃぎしたのです。ふと見ると、長女が禁断のビデオテープを再生していました」  涼香さんは、顔面蒼白! なぜならそのビデオテープに録画されているものは、夫が20年前、はじめていっしょに行ったラブホで涼香さんを撮影したものだったから。大慌てでビデオを停止し、不満爆発の子どもたちからビデオテープを取り上げた。 「最初の画面では服を着ていたからギリギリセーフでしたが、服をはだけながらセクシーポーズを取ったり、かなり怪しい誘い文句も口にしたりと、母親の尊厳が崩れ去りそうな恥ずかしいシーンが映っていて、泣きそうになりました。当然そのあとは夫と大ゲンカです」  ドキドキと緊張が入り交じりながらも楽しかった初ラブホの思い出は、この瞬間、涼香さんの中で“もう二度と思い出したくないこと”に変わってしまったとか。内容にもよるが、ステキな思い出は心の中に仕舞い、無意識のうちに美化するぐらいがいいのかもしれない。 <TEXT/山内良子>
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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