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ラブホでの“思い出ビデオ”を子供が…収集癖のある夫にブチ切れた「20年前の秘密」

 楽しかった思い出は心の中だけでなく、写真や作品などカタチにして残しておきたいという人も多いのではないだろうか。けれど残しておく思い出の品によっては、未来の自分を苦しめることになるかもしれない。
ラブホ

※画像はイメージです

 北山涼香さん(仮名・40代後半)は、交際期間も含め30年近くいっしょにいる夫Fさん(40代後半)と仲良く暮らしていた。収集癖があって飽き性でもあるFさんの金遣いについては気になることもあったが、ほかの部分で十分にカバーしてくれたとか。

収集癖のある夫

「私が把握していないだけかもしれませんが、Fは浮気や不倫もしたことがありません。家事や子育てにも積極的ということもあり、収集癖には目をつぶっていました。そのため、結婚してすぐにローンを組んで建てた一軒家の一室が倉庫状態。そこは気になっていました」  鉄道模型やゲーム内に登場するフィギュアなど、これまでにもいろいろなものを集めては、すぐに飽きて倉庫状態の部屋へ押し込むという感じ。涼香さんが注意をすると、「近いうちに時間をみつけて部屋を片付ける」とは言うが、実行が伴わない。 「私も仕事と育児に追われていたので、倉庫部屋の片づけは後回しになっていました。そんなある日、連日の残業で疲れていた私たち夫妻は昼前まで爆睡。小学3年生の長女と保育園の年長である長男の賑やかな声で目が覚めました

長女が“大人のおもちゃ”を手に

 倉庫と化した部屋へ入ると、子どもたちがはしゃいでいる。最初のうちは「散らかさないで」という軽い感じだったが、長女のほうが大人のおもちゃ“ローター”を片手に持ち、スイッチを入れたことに気づいて大慌て。 「ローターの音が、ウィイイイイン……と鳴り響きます。そのローターは昔、夫が『涼香とはじめてラブホに行ったときの記念』などと、収集していたもの。驚きとともに恥ずかしさと、『どうにか子どもから取り上げなければ!』という思いが一気に込み上げてきました」  けれど、すぐにはいい言葉が思いつかない。そして、「あ、それ、危ないヤツだから、こっちに渡して」などと口から出た言葉に任せてローターを取り上げ、わきあがってくる怒りのままに夫を呼びつけた。
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どこか他人事の夫にブチ切れ
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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