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元ラブホ従業員が明かす“外国人清掃スタッフ”の裏事情「勤務態度は総じて良好だったけど…」

外国人の清掃スタッフの性格には傾向がある

   フロントからそんな清掃スタッフの様子を観察しているうちに、あくまでも主観的なものですが、国別の基本的な性格の傾向というものがあるな、と感じるようになりました。    繰り返しますが、これは筆者であるわたくし和田ハジメの主観的な感想であり、特定の国に対する偏った見方を助長するものではありません。あくまで筆者の元職場の話です……と、言い訳がましい前置きをしたうえで、以下に国別の基本的な性格の傾向を記していきます。

フィリピン人スタッフの場合

 在籍していた全てのスタッフが女性であり、ただ1人の例外もなく数十年前に来日し、日本人男性と結婚し、永住権を取得してそのまま働いているといった具合でした。  おしなべて明るい性格で、勤務態度も極めて良好。ただ客入りが激しい時間帯になり忙しさが増すと仕事が雑になる傾向があり、それについて言及すると、「忙しくて死んじゃう」、「もう耐えられそうにない」などのオーバーな表現を用いて、やっつけ仕事についての責任の所在を逃れようとするケースがよく見受けられました。  どのスタッフも総じてフレンドリーなため、仕事が暇なときにはよく歓談していました。また、日本語力については各々に差があり、声だけ聞いたらほぼ日本人と遜色がないレベルにまで日本語を操ることができる方もいれば、その方とほぼ同じ年数を日本で過ごしているのにもかかわらず、「てにをは」が怪しかったり、イントネーションに若干の違和感を抱くことがあったりする方もいて、語学力の差というものは、一体どのようにして生じるのだろうかと疑問を抱いたことを今でも覚えています(そして、その疑問は現在に至るまで気にかかっています)。
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ベトナム人やネパール人も…
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およそ6年にわたり、渋谷区道玄坂の激安ラブホにて受付業務および清掃業務に従事。繁華街で様々な人間を見てきた経験をもとに、迷惑客の存在やスタッフの裏事情などをテーマに執筆(していく予定)。
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