恋愛・結婚

「セックスレス」と「妻の不倫」、離婚の原因で多いのは…「家庭内別居」の38歳男性会社員の実体験

伸ばした足が妻の腰にあたり、激怒される

まず光輝さんは「最初のうち、結婚したら(セックスを)するのは当然って思っていました。夫婦なんだから」と語ります。しかし、「疲れているから」「そんな気分じゃない」「生理だから」という理由で妻に断られる回数が次第に増えていきました。妻が眠っているにもかかわらず、起こして行為に及ぼうとしたことで機嫌を損ねたこともあったそう。 そんななか決定的な出来事が起こります。妻と一緒にダブルのベッドにいるとき、布団をかけていたので見えなかったのでしょうか。光輝さんの伸ばした足が妻の腰に当たってしまい……妻は「レイプするつもりなの? 信じられない!」と激怒。 筆者は「セックスを強要されたと思ったのでは?」と指摘。光輝さんはうなずきますが、妻はベッドから一目散に逃げていったそう。その日以降、夫婦の営みは完全になくなり、完全にセックスレスの状態に陥りましたが、それだけではありません。それ以外のコミュニケーションも日に日に減っていたようです。

徐々に話しかけるのが怖くなってしまう

光輝さんは「それから彼女の様子が少しずつ変わっていきました。目つきや顔付きが以前よりキツくなったし、近寄りがたいオーラを醸し出して…」と声を震わせます。妻は慢性鼻炎で活舌が悪いそうなのですが、光輝さんが妻の言葉を聞き取れず、「何?」と聞き返すことがありました。以前は光輝さんのことを睨みつつも、同じことを二度、話してくれたのですが、現在はため息をつくだけで無視されるように。光輝さんは「僕の方から話しかけるのが怖くなりました」と振り返ります。 そこで光輝さんは「最近、あまり話してないよね。反省会をしよう!外でご飯でも食べながら」と誘いました。筆者は「どうでしたか?」と尋ねると、光輝さんは首を横に振り、「返事はありませんでした」と言います。そんな矢先、妻が驚きの行動に出ます。 「あの日から光ちゃんのことがずっと怖かった。また求められたらどうしよう……嫌悪感が消えることはなかったから。もう無理。我慢の限界。別れてください」と切り出した上で離婚届を差し出したのです。前もって前もって役所で用紙を入手するなんて……筆者は「奥さんは一時の感情で行っているのではなく相当な覚悟なのでしょう」とアドバイスしました。 しかし、光輝さんは「夫婦なんてそんなもんだろう。うちの親だってそうだし、そっちの親だって同じじゃないかな。ずっと(セックスを)するなんてドラマや映画のなかだけだろう? うちだけが特別じゃない、他の家だってそうだ」と言い、離婚届へ記入するのを拒んだそうです。 ただ、妻が離婚の二文字を口にしたことで、光輝さん夫婦は家庭内別居の状態に。二人は一つ屋根の下にいるのに、なるべく顔を会わせないよう、おっかなびっくり暮らす…そんな緊張の糸がはりめぐらされた生活に突入したのです。
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「506だから」という謎のLINEが…
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1980年生まれ。国学院大学卒。行政書士・FP。男の離婚に特化し開業。6年目で相談7千件、「離婚サポートnet」会員は6千人を突破。「ノンストップ」(フジテレビ)、「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、「市民のミカタ」などに出演。著書は「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷)など11冊。 公式サイト X:@yukihiko55 ブログ:法律でメシを食う若造のブログ Facebook:yukihiko.tsuyuki
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