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「ごめん、誰?」ラブホで過ごした朝のベッドに“知らない女”…その正体とは?

自分の“素顔”を見せられると思って

普段お泊りをする彼の家は、常にレースカーテンのみ。向こう側からは見えにくい仕様になっているが、朝陽などは眩しいぐらいに差し込んでくる。そのため、お泊りをしたときにもメイクをしたまま就寝。朝は彼氏よりも早く起きて化粧を完璧に直していたのだ。 「でも、同棲や結婚をしたら、そういうわけにもいかない。これからも彼氏との関係を続けていきたいと思ったからこそ、少しずつ自分の“すっぴん”に慣れてもらいたいと思ったのです。そんな私の気持ちも考えず、彼氏は『えっ…、まさか瑞樹…?』と狼狽えるばかり」 瑞樹さんは、「化粧しているときの自分は“すっぴん”とそれほどまでに違うのか」とショックを受けるとともに、「それにしても、態度があからさますぎ!」という気持ちが込み上げてきたという。そして、「は?マジで失礼なんだけど!」と彼氏に枕を投げつけた。

「他人なわけないだろ」怒りちらす彼女

「そのあと、『いっしょにホテルに来て泊まっているのに、他人なわけないだろ!』と怒りをぶちまけましたが、このときはまだ、『化粧したときと“すっぴん”では全然違うって自分でもわかってるし、彼氏が驚くのも無理はないよね』という気持ちもありました」 ところが彼氏は、「だって、あまりにもいつもと違うから」「本当に別人かと思って…ごめん!」「ごめん、ごめんなんだけど、まずはいつも通りの顔になって」など、焦りからなのか何なのか、失礼な言葉の数々が飛び出すばかり。 「これには、心の底から怒りが込み上げてきました。彼氏を怒鳴り散らし、ラブホの料金を精算させて帰宅。即刻、別れのメッセージを送っています。“すっぴん”を受け入れるかどうかは相手次第なので私が怒ることではないですが、さすがにあの態度は酷すぎました」 男性もメイクをする時代。性別に関係なく、パートナーにどのタイミングで“すっぴん”を見せるかは悩みの種であり、相当な勇気が必要だという人も少なくない。メイク姿とのギャップに驚くこともあるかもしれないが、相手の気持ちも配慮した対応を心がけたいものだ。<TEXT/山内良子>
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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