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「人前で全く喋れなかった」少女が、“アイドル”に憧れてステージに立つまで

家族の応援でなんとか審査を通過

らき らきさんの母親はタロット占いが趣味で、よく当たるそうだが、ゆるめるモ!のオーディションに関連する占いを何回しても不思議と縁起の良いカードしか出てこなかったという。 「しかもオーディションの締切は私の誕生日。もうこれは受けるしかない!と思いました」  オーディションは一次審査、二次審査と順調に進んだが、三次審査はらきさんが大の苦手だという“ライブ配信”だった。 「最初は本当にやりたくなくて、家族に『頑張れ!』って応援してもらいながら、なんとか乗り切ったというか。毎日2〜3時間、ずっと家族に見守ってもらいながらライブ配信していましたね」

最終審査に合格「とりあえず頑張ってみようかな」

らき いよいよ最終審査に進んだが、大一番の日、らきさんは10分の遅刻&忘れ物をしてしまう。 「この日は終始冷や汗で『まわりのみんなはちゃんとしているのに(泣)』って、かなり焦りました。最終審査は3チームに分かれてダンスと歌を披露したのですが、終わってから結果が発表されるまで3時間以上待たされました」  らきさんは誰とも会話をせず、おとなしく結果を待っていたそう。自分の名前が呼ばれた瞬間は「本当に受かっちゃった!」と“動揺”したそうだ。 「そのときは正直、“今からでも辞めようかな……”と思いました(笑)。でも、やってみないとわからないし、とりあえず頑張ってみようかなって」
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驚きの連続でも「成長を実感」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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