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「人前で全く喋れなかった」少女が、“アイドル”に憧れてステージに立つまで

驚きの連続でも「成長を実感」

ライブ中

ライブ中のらきさん(提供写真)

 しかし実際に加入してみると驚くことばかりだったという。 「ゆるめるモ!ってグループ名とコンセプト(※窮屈な世の中を私達がゆるめるもん!)から活動もゆるいと思っていたのに、ぜんぜん大変でびっくり(笑)。めちゃくちゃしっかりとやる感じで驚きましたね。  デビュー時は声が出なくて、プロデューサーに『高いのはやめてください』と直談判したり。でも今は出なかった高音も出るようになったので、自分でも成長を感じているし、なにより歌うことがより楽しくなりました

“家で毎日ゴロゴロ”の生活が一変!

らき 成長を実感しているのはアイドル活動だけではなく、私生活の中でもあったようだ。 「以前は、あまり外出しなかったので電車にも1人で乗れなかったんですよ。今でも乗り換えは微妙だけど、1人で電車に乗ったり、出かけたりすることができるようになりました。  家で毎日ゴロゴロしかしていなかったのに、ゆるめるモ!に加入してからは、週5日はお仕事をしている。まさに生活が一変しましたね」  10月で結成12年周年を迎えたゆるめるモ!。ライブにイベントにレッスンと、多忙を極めるらきさんだが、今後の野望とは? 「ゆるめるモ!でZeppツアーがやりたい!あとはイラストを描くのも好きだから、イラストも描き続けたいですね。  よく意外って驚かれますが、じつはモータースポーツが好きで、バイクの免許をいつか取りたいと思っています。そのうち仕事やコラボとかできたら嬉しいな!」  自身の辛い時期を救ってくれたゆるめるモ!に加入して、アイドル活動を始めたらきさん。今後は彼女が悩める誰かを救っていくに違いない。 <取材・文/吉沢さりぃ、編集・撮影/藤井厚年>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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