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「人前で全く喋れなかった」少女が、“アイドル”に憧れてステージに立つまで

ゆるめるモ!の曲が苦しい学校生活で“心の支え”に

らき ちょうどその頃、通っていた中学校では苦境に立たされていたらきさん。 「“いじめ”というほどではないかもしれないけど、あんまり人間関係がうまくいかなくて、へんに真面目な部分があったので学校を休むってことを知らなくて。毎日泣きながら登校していました。  友達もいない、部活も入っていない、そんな私の“心の支え”になったのが、ゆるめるモ!の『Only You』という曲でした。最初は歌詞の意味までは考えなかったんですが、とにかくメロディーを聴いているとテンションが上がって。  ゆるめるモ!の存在は、あのちゃんのSNSで知りました。それで、『Only You』を聴きながら頑張って学校に通っていたら、友達ができて。そしたら、また急に『アイドルになりたい』という思いが湧いてくるようになったんですよね」

大きなステージで歌っている自分の姿が想像できた

らき らきさんは再び「お姉ちゃんと一緒にやりたい」と考えたが、それは現実的には難しかったという。 「じゃあどこで? 誰とアイドルをやろう? って考えたときに、苦しい時期を救ってくれたゆるめるモ!でアイドルがやりたい。そう思って検索したら、たまたまオーディションがあったんです」  オーディションは、ゆるめるモ!結成以来、11年ぶりのものだった。 「もう『やったー!』って、受かってもいないのに喜んでいました。アイドルの先輩であるお姉ちゃんは『本当にゆるめるモ!受けるの?』なんて言っていましたが(笑)、なぜかオーディションの時点で、自分がゆるめるモ!に加入して、大きなステージで歌っている姿が想像できたんです
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オーディションに合格して“動揺”
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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